音楽高校を受験したい![2] 今すぐ楽典&ソルフェージュ!おすすめテキスト

音楽高校を受験したい!というとき、ピアノなど実技の練習はもちろんですが、ものすごく大事なことがあります。

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楽典(音楽の基礎知識、和声、分析)

そして


ソルフェージュ(聴音、視唱、リズム、初見・・・)

です。

演奏・そして受験に必要な「楽典」「ソルフェージュ」って?

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これらは、音楽の基礎となるものです。

・小説を読むために、文字が読める、単語を知っている、段落がわかる、文章に慣れていること。

・数学の問題を解くときに、足し算、引き算ができる。公式を知っている。解き方の道筋がわかること。

こんな感じで、音楽も、いろいろな曲に触れ、深く学び楽しむためには必要な基礎があるのです。
それが、楽典とソルフェージュです。

理想を言えば、楽器を始めた頃から自然と総合的に学べると良いものです。

ピアノ、楽典、ソルフェージュの各分野がくるくると循環して理解、上達を速めていく・・・のです。

(※参考記事) 楽典とソルフェージュの力は、構成力のある演奏にも繋がります

でも、「ソルフェージュ?なにそれ?」「やったことがない」「少し習ったけど、受験となると・・・」と、いろいろな方がおられると思います。

そこで今日は、我が家にあるテキストから少しご紹介。

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音高受験から演奏にまで生きる!! 楽典・ソルフェージュのおすすめテキストご紹介

では、それぞれの単元のおすすめテキストをご紹介していきます!

初級〜受験手前に、この3冊!

音高/音大受験も視野にいれた小〜中学生のレッスンで私が一番よく使う本です。

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「リズムの基礎」 呉暁/桐山春美 著(音楽之友社)

「独習聴音問題集(上)」赤石敏夫 著(全音楽譜出版社)

「視唱 ステップ・アップ 初心者から音大生まで 」

赤石敏夫/鈴木博子/中島理依子/中野佳代子/山本京子/粕谷育子 著 (全音楽譜出版社)

リズム、聴音、視唱。聴音は自習CDつきです。
どの本も、無理なく要素が一つずつ進んでいく内容で、わかりやすく進められます。

「リズム」は2分割から3分割、さまざまなリズム・パターンが順に進みます。
「聴音」と「視唱」は、順次進行(隣の音へ)から跳躍(2つ以上離れている音へ)進行へ。
調性もハ長調から始まり少しずつ難しい調性に進んでいきます。

それぞれ1冊並行し身につけていくことができれば、音高受験前の標準的なレベルまで到達できるでしょう。

音高受験したいけど、半年〜1年しかない!聴音なんてやったことない!
という生徒さんが私のところに来られ、これらの本をベースにハイペースでやっていき、結果合格したというケースも複数あります。

(補足)ドレミがある程度読めて、音がわかるくらいからがちょうど良いです。
初歩の初歩ではもっとわかりやすい本がオススメです。 (「4〜7才のリズムとソルフェージュ」 呉 暁 著 音楽之友社 など)

他、各ジャンルのテキストをレッスンの目的や習熟度に合わせて使ったり、即興で簡単なワークを自作して使います。

「楽典」は「黄色い本」で

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楽典は、レッスンやドリルなどで学びながら、ジュニア用の1冊で慣れていき、受験に向けての分厚い本を1冊勉強するのがオススメです。

とくに

「楽典 理論と実習」

石桁真礼生/末吉保雄/丸田昭三/飯田隆/金光威和雄/飯沼信義 著(音楽之友社)

これは巷では「黄色い本」と呼ばれ、音高受験生必携の1冊です。
私も中学生の時、この本で学びました!

新版 楽典―音楽家を志す人のための

こちらは私が音楽高校に通っていたとき、授業で使っていました。

白い本」と読んでいました(単純ですね・・・)。
黄色い本と重複する内容もありますが、各旋法や半音階の進行ルールなど、より踏み込んだ内容になっています。

ここからは、中級以上・応用になる本もご紹介していきます。

「うた(視唱)」のテキスト

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テキストを使うこともありますし、今ピアノで弾いている曲を歌うこともあります。

「ダンノーゼルのソルフェージュ 上・下」

城多又兵衛 (音楽之友社)

「クレフ読み」もかなり高度なものまで出てきます。
伴奏づけしながら歌う、誰かに伴奏してもらいながら歌う、などできればより歌いやすく定着します!

「高校・大学受験のための 視唱課題集」ほか各種

桐朋学園音楽部門(音楽之友社)

桐朋学園のソルフェージュ指導のレベルの高さには定評があります。
このシリーズは数冊あり、レベルによって使用できます。

新曲視唱と、リズム打ちつき視唱が入っており、この受験対策テキストはかなり難易度が高く練習になります。

「聴音」のテキスト

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初歩から進めて、力がついてきたら志望校の過去問も入手しましょう。
また、音大受験となると「2声の複旋律」や「4声の和声」も出てきます。

それに、受験のためだけではなく、たくさんのことを得られます。

ここでは、応用編をご紹介します。

対位聴音247問

初歩から受験まで段階的に使える聴音問題集(1)
糀場富美子/後藤丹/佐原 秀一 (全音楽譜出版社)

2声の問題集です。
初歩から音大受験、それ以上のレベルまで対応できます。
無調の曲も音がわかるようになると楽しいですよ!

「和声聴音627問」

初歩から受験まで段階的に使える聴音問題集(3)
糀場富美子/後藤丹/佐原 秀一 (全音楽譜出版社)

苦手な人の多い、4声の和声。
はじめは2声、そして3声、4声そして6声の問題まであります!

音大受験は4声までで十分ですが、6声が聴きとれるくらい耳が敏感になれば、音楽や演奏のどんな場面にも対応できると思いますよ。

「リズム」のテキスト

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リズムは「体感して会得すること」と「たくさんのリズムパターンを知る」ことが大切です。

入試で「リズム」という独立した単元が出る学校は少ないです。
でも、絶対に不可欠ですよね。

試験のためなどでなく、演奏に大きく関わります

「ソルフェージュ リズム」

国立音楽大学 編 (音楽之友社)

こちらも、音楽大学の編集というだけあって専門的で知的好奇心をかきたてるテキストです。
シリーズで、「読譜」「視唱」「聴音」もありますよ。

音楽史からみた リズムスタディ -ルネサンスから現代

荒尾岳児/伊左治直/伊藤節子/他 (全音楽譜出版社)

表紙が可愛くて手に取ったのですが、他のテキストとちがい音楽史の変化とともにリズムを学べます。
ソルフェージュのためというより、知識を広げるためにも楽しく学べるテキストです。

追記・・・リズムが苦手!という方はぜひお読みください。

鍵盤上でのソルフェージュ

・初見
・移調
・いろいろなカデンツ、伴奏をパッと弾けること
・伴奏付け、弾きながら歌うこと

テキストもありますが、主に即興の練習でやっていきます。

上級用!!

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上級の方は、受験が目標ではなく、音楽の素養をさらに深め広めていけるよう、さらにハイレベルなテキストにもチャレンジしてみてください。

ハ音記号スタディ~12のトレーニング

平田あゆみ/熊谷美紀/木下阿由見/横田秀幸 (カワイ出版)

こちらは、私がいまレッスンに行っている京都堀川音楽高校の作曲・ソルフェージュの先生方や、関西を中心に広くご活躍の先生方が書かれた本です。

ハ音記号読みをじっくり無理なく学べる内容になっています。
もう一歩進めたい方におすすめです。

「臨時記号スタディ」「リズムスタディ」など、同シリーズで出版されています。

Le Guide de formation musical

写真の奥に写っている本です。輸入版を楽譜屋さんで購入しました。

こちらも1巻から10巻以上、総合的に順番に学べるようになっています。

ふだん弾いている曲や身近にある曲から学ぶ

各分野に特化したテキストでなくても、ピアノの楽譜やオーケストラ、室内楽の楽譜もソルフェージュの勉強に使えます(より実践的です!!)。

まとめ:できるだけ早く始めることが一番!

受験したいかもしれない・・・という方は、できるだけ早く始めることが一番です。
独学ではポイントが把握しにくいので、やはりレッスンを受けることが良いでしょう。

また、ソルフェージュが得意になれば楽器の演奏や練習に本当に役立ちます。
その逆もいえます。
演奏や練習への取り組みが良い方に変われば、ソルフェージュ力も必ず上がります。

このブログではソルフェージュの理解を早めるコツやマメ情報もご紹介していきます。

試験当日にはこんなことを意識してみてください、という記事です。

スムーズな譜読み力のために!
ソルフェージュ力、調性感をつけていく方法をご紹介しています。

お役に立つことがありましたら嬉しいです。

※よろしければ第1弾もお読みください「音楽高校を受験したい![1]課題曲とバッハ」

 

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