さいりえのレッスンnote、毎月配信中!▶▶▶

【平均律1巻】フーガ全24曲の練習動画と演奏・分析のポイント【バッハ】※更新中!

バッハの平均律フーガを全曲演奏&解説!

2019年8月~10月、Twitter(@smomopiano)で平均律クラヴィーア曲集を全曲練習して動画をアップする!」というプロジェクトを行いました。

このように進めました

  • 1日1曲、平均律のフーガを練習してTwitterにアップ
  • まずは1巻を全24曲
  • 長い曲は途中まで(2分20秒までしかあげられないため)
  • 練習中の曲は、その日できるところまで弾く

そして、サブアカウント(@pianoplusmemo)のほうでは各曲の

  • ひとこと説明
  • 分析ポイント(主題や曲の特徴)
  • 練習・演奏のポイント(音楽的・技術的に配慮が必要なポイントや、やってしまいがちなことなど)

を何曲かツイートしました。

この記事では、各曲の分析・練習のポイント練習の演奏動画を載せていきます。

さいりえ

練習や、選曲の参考にお使いください!

使用楽譜は数冊ありますが、主に以下の2冊を中心に使っています。

ひとこと
★練習コメントがまだ書けていない曲もあります。順次更新します!
★演奏動画は、「〜番の練習演奏動画」と見出しがあるほうをクリックしていただくと、この画面上で視聴できます。
お知らせ

YouTubeの生配信で、平均律の解説動画をときどきアップしています!

チャンネル登録していただくと、生配信の通知が届きます。

もくじ

平均律クラヴィーア曲集第1巻 第1番 ハ長調 BWV846

第1番  ハ長調 BWV846 フーガの分析・練習ポイント

  • インヴェンションを思い出すかのような、シンプルな主題
  • 4声で複雑なので、1番だからと始めに取り組むよりは経験を積んでからがおすすめ
  • ハ長調の清廉な響きと、各転調の調整感、色彩を
  • 1声ずつよく歌って練習する

第1番  ハ長調 BWV846 フーガの練習演奏動画

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第2番 ハ短調 BWV847

第2番  ハ短調 BWV845 フーガの分析・練習ポイント

  • 全体を把握しやすい構成&手になじみやすい3声ではじめての平均律にも適してる(もちろん奥が深い)
  • シンプルな主題は背景の和声進行を感じて弾く
  • ハ短調の色合いがほしい
  • ノンレガートぎみでも適度な質感と音楽的まとまりがほしい(分断されやすいので)

第2番  ハ短調 BWV847 フーガの練習演奏動画

平均律クラヴィーア曲集第1巻 第3番 嬰ハ長調 BWV848

第3番 嬰ハ長調 BWV848 フーガの分析・練習ポイント

  • 明るく明快な曲調。4ページと長いが、わかりやすい構成で技術的にも取り組みやすい
  • ゼクエンツが多いので、整理して組み立てる
  • 声部の重なる部分が多いので、いちど弾いた音(指)を残したりという配慮が必要(シンフォニアNo.10などと同様)

第3番 嬰ハ長調 BWV848 フーガの練習演奏動画

途中までです。

YouTubeでも解説しています!

こちらからご覧いただけます ↓

YouTubeで第3番を解説(プレリュードから)

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第4番 嬰ハ短調 BWV849

第4番 嬰ハ短調 BWV849 フーガの練習ポイント

  • なんといっても5声!3声、4声の経験を積んでから取り組む
  • 曲調も、苦悩や祈り、宗教観を感じさせ精神性が高い
  • 5声はすべてが独立しているとも限らず、2+3などグループになっている部分もあるためよく分析する
  • 片手で2〜3声を担当するため、タッチや呼吸の弾き分けを丹念に

第4番 嬰ハ短調 BWV849 フーガの練習演奏動画

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第5番 ニ長調 BWV850

第5番 ニ長調 BWV850 フーガの練習ポイント

  • プレリュードとはまったく異なる様式。弾き分けが必要
  • パルティータ4番など、共通点のある曲を知っておくとイメージがわきやすい
  • 付点音符が多く停滞しやすい(音楽が止まりやすい)が、サラサラ流れすぎるのも不自然。適度なフレーズ感を
  • 複雑な転調は少なく、純粋な響きが多い。縦の調和を大切に

第5番 ニ長調 BWV850 フーガの練習演奏動画

YouTubeでも解説しています!

こちらからご覧いただけます ↓

YouTubeで第5番を解説(プレリュードから)

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第6番 ニ短調 BWV851

第6番 ニ短調 BWV851 フーガの分析・練習ポイント

  • 2小節の主題にたくさんの情報が入っている
  • 主題の前半と後半で分けて分析するとわかりやすい(けっこう別々に登場する)
  • とくに6度跳躍と くさび型アクセントには、凝縮されたメッセージがほしい
  • 反行形は表情の方向が違うことを意識

第6番 ニ短調 BWV851 フーガの練習演奏動画

楽譜にない音を2つほど弾いてしまっていますのでご注意ください。

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第7番 変ホ長調 BWV852

平均律クラヴィーア曲集第1巻 第8番 嬰ニ短調 BWV853

第8番 嬰ニ短調 BWV853 フーガの分析・練習ポイント

  • 深い思慮と情緒のある曲なので音楽的な集中力とタッチのキープに細心の注意が必要
  • 5度跳躍と、横の順次進行の意味を考えていく(Bachには、縦と横で十字架を連想させるテーマが多い)
  • リズムがなさすぎるとダレる。どんな足どりで歩むのか

第8番 嬰ニ短調 BWV853 フーガの練習演奏動画

途中までです。

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第9番 ホ長調 BWV854

第9番 ホ長調 BWV854 フーガの分析・練習ポイント

  • 短くシンプルだが、美しく生き生きとまとめるのはそれなりに大変
  • 主題のテンポ感とキャラクターが超重要
  • 主題は短い動機と16分音符の音階でできており、両者の対比と「まとまり」がほしい
  • 途中、主題の提示で難易度高めの部分あり。アーティキュレーションや音の方向性にも注意
  • 元気よくと言っても乱暴に暴れないよう、品良くまとめたい
  • できれば左手は9度届くと安心

第9番 ホ長調 BWV854 フーガの練習演奏動画

平均律クラヴィーア曲集第1巻 第10番 ホ短調 BWV855

第10番 ホ短調 BWV855 フーガの分析・練習ポイント

  • 48曲中、唯一の2声フーガ
  • 主題は16音符の連続で緊迫感が高い
  • 主和音で決然とはじまり、半音階をまじえて色合いが加わっていく
  • この曲の性格に合う3拍子感をとらえ、最後までキープする
  • 16分音符は軽すぎず重すぎず…どんな音を選ぶで曲全体の印象が変わるはず!

第10番 ホ短調 BWV855 フーガの練習演奏動画

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第11番 へ長調 BWV856

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第12番 ヘ短調 BWV857

平均律クラヴィーア曲集第1巻 第13番 嬰ヘ長調 BWV858

第13番 嬰ヘ長調 BWV858 フーガの分析・練習ポイント

  • Fis dur の穏やかな明るさと歌唱的な主題が魅力
  • 柔らかすぎたり歌うことだけに意識がいったりすると、フーガとしての全体の構造が曖昧になるので注意
  • 嬉遊部の16分音符の音型が個性的。キャラクターを出しつつ和声進行を感じて進めると◎

第13番 嬰ヘ長調 BWV858 フーガの練習演奏動画

平均律クラヴィーア曲集 第1巻第14番 嬰ヘ短調 BWV859

第14番 嬰ヘ短調 BWV859 フーガの分析・練習ポイント

更新中。しばらくお待ちください

第14番 嬰ヘ短調 BWV859 フーガの練習演奏動画

途中までです。

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第15番 ト長調 BWV860

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第16番 ト短調 BWV861

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第17番 変イ長調 BWV862

第17番 変イ長調 BWV862 フーガの分析・練習ポイント

  • オルガンのように音を保つことを意識(解釈によるけど)
  • 変イ長調の豊かで明るい響きがほしい
  • 16分音符の進行は技術的難易度高め。しなやかで安定した技術が必要
  • 内声に主題が現れる部分はバランス注意
  • 細かく練習するだけだと冗長に聞こえるため全体のまとまり・構成も考える

第17番 変イ長調 BWV862 フーガの練習演奏動画

YouTubeでも解説しています!

こちらからご覧いただけます ↓

YouTubeで第17番を解説(プレリュードから)

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第18番 嬰ト短調 BWV863

YouTubeでも弾いてます!

こちらからご覧いただけます ↓

YouTubeで第18番を解説(プレリュードから/演奏のみ)

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第19番 イ長調 BWV864

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第20番 イ短調 BWV865

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第21番 変ロ長調 BWV866

第21番 変ロ長調 BWV866 フーガの分析・練習ポイント

  • 明快でパズルのように構成がわかりやすいフーガ
  • 主題はじめ各モチーフを a,b,c として分析していくとわかりやすい(さらに細分化可能)
  • 主題のアーティキュレーションは複数の選択肢が考えられる。選んだら1曲のあいだ統一する
  • 3,4小節目の16分音符モチーフは方向性をもって
  • 内声に主題が来る部分は曖昧になりやすいので注意深く聴いて弾く

第21番 変ロ長調 BWV866 フーガの練習演奏動画

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第22番 変ロ短調 BWV867

平均律クラヴィーア曲集第1巻 第23番 ロ長調 BWV868

第23番 ロ長調 BWV868 フーガの分析・練習ポイント

  • 穏やかに歌う主題
  • 全体のまとまりと調和の中で主題を展開する(主題だからといってガタッと大きく出ない)
  • 8分音符と16分音符がなめらかに進行するよう配慮
  • 場面の変わり目は形や調性を見て考える(新しくするのか、連ねていくか etc.)

第23番 ロ長調 BWV868 フーガの練習演奏動画

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第24番 ロ短調 BWV869

随時更新していきます!最新情報はTwitterをチェック

この記事は、随時更新していきます!

現在、1巻の24曲が終わり、2巻の企画をスローペースで進めています。

最新の情報はTwitterをフォローしていただくとご覧いただけます。

平均律・ブルグミュラーを配信中!(Twitter/さいりえ)

平均律・ブルグミュラーの演奏ひとことポイント(Twitter/ぴあのぷらすめも)

お知らせ

YouTubeの生配信で、平均律の解説動画をときどきアップしています!

チャンネル登録していただくと、生配信の通知が届きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


\ピアノをもっと深く学びたい方はチェック/
\ピアノをもっと深く学びたい方はチェック/