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ピアノの本番前に手が冷たくなっちゃう!どうすればいい?原因とあたためる方法

本番前、 手が冷たくて弾けない!原因と対処法

本番前の体や手の状態って人それぞれですよね。

  • 手がカチコチに冷たくなる
  • 汗ばんでハンカチ必須・・・
  • 震えが止まらない!

わたしは冷たくなることが多いです。

首に手を当てると「つめたいっ!」と悲鳴をあげそうになりますし、

演奏後に誰かと握手したら「こんなに冷たい手で弾いてたの?」と驚かれることもしばしば。

そこでこの記事では、

「本番前に手が冷たくなっちゃう!どうすればいい?」という疑問を解消するために、

手が冷たくなる原因と対処法をご紹介します。

手の冷たさにお悩みの方は、ぜひお読みください。

ピアノの本番前に手が冷たくなるのはなぜ?

緊張で血行が悪くなる

緊張すると筋肉や血管が収縮して、手先までの血のめぐりが悪くなります。

人間、交感神経が優位になると、このような状態になるそうです(逆に副交感神経はリラックス状態になります)。

本番前はだれでも緊張しますから、手が冷たくなりやすいわけですね。

さいりえ

今日はあまり緊張してないな〜なんて思ってる日も、手だけは氷のように冷たかったりします

本番前に体の動きが少ない

本番前って、ジーーっと座っていませんか?

控え室で準備をすませ、動きにくいドレスで時計とにらめっこし、さて行くか・・・と舞台袖に行く。

意識しないと、体を動かす機会がないですよね。

体を動かさないと、ますます血行も悪くなっちゃいます。

 

舞台袖でじっと座って、手だけを手袋でカバーして楽譜を見つめている人も、よく見かけます。

それで調子が上がる人は良いのですが、もしかしたら「なかなか手があたたまらないなぁ」と悩んでいる人もおられるんじゃないでしょうか?

控え室や舞台袖が寒い

それに加えて、ホールの控え室や廊下、舞台袖が寒いこともよくあります。

古いホールだと控え室の空調が弱かったり。

舞台袖は密閉されておらず上手下手側、高い天井のほうまで繋がっていることが多いので、寒いこともよくあります。

電気ストーブなどが置いてあることも多いですね(持参することもあります)。

対処法グループ1・手の外側をあたためる

本番前の冷たい手を手袋であたためる

ではここからは、具体的に手をあたためる対処方法を紹介していきます。

まずは、手の外側をあたためる方法。

実践している方も多いかもしれませんね!

手袋をはめる

定番ですね。

カイロを使う

これも定番。

使い捨てのカイロのほか、何度も使える電気カイロや、お湯を入れる湯たんぽのようなものもありますよ。

貼らないカイロ 寒さ対策 使い捨て

電気ヒーターなどであたためる

ホールの舞台袖に置いてあることもありますね。

リサイタルや発表会のときは、家から持参することもあります。

「電源貸してください」とお願いして貸していただいてます…。

お湯であたためる

お湯で芯からあたためると、少し長持ちします。

楽屋の洗面台にお湯をはって手をしばらく浸けることも(洗面台の形状によりますが)。

対処法グループ2・からだの内側からあたためる

もも

でも、手袋していても手が冷たいままなんだよね

さいりえ

体の中が冷えてると、手の先をあたためるだけじゃ足りないよね・・・

わたしも経験がありますが、手袋やカイロでどれだけ手や指をあたためようとしても、いっこうにあたたまらないこともありますよね。

そんなときは、体の内側からあたためましょう!

深呼吸する

呼吸することで、全身のめぐりを良くします。

伸びをしながら深く呼吸して、手や足の指の先までぐ〜〜っと血液を行き渡らせるイメージで。

手をマッサージする

ゆっくり体を曲げ伸ばしして、肩からひじ、てのひら、指の一本一本をゆっくりぐっぐっとマッサージしていきます。

血行がよくなり、少しずつこわばりが取れてきますよ。

ストレッチ・体操する

本番前の舞台袖って、ジッと座っていなければいけないの?

そんなことはありません。

周りの人の目を気にせず、体を動かしてほぐしましょう。

手先だけ動かすよりも、腰や背中から出発して、肩甲骨→腕→手先、指を動かしていくと良いですよ。

下半身も屈伸などしてほぐしておきましょう。

少しあったまってくるはずです。

軽く運動する

時間や気持ちに余裕があれば、本番前に少し運動するのも良いですね。

ホールの階段を上り下りするとか、何回かジャンプしてみるとか、そんな簡単なことでもかまいません。

芯からあたたまってくると、簡単には手先も冷えなくなってきます。

ふだんから体をあたためる

ここまで、本番前の対策を書いてきましたが、ふだんから冷えにくい体質をつくることも大事です。

ふだんからあたたかい服装をする

下着を1枚余分に着たり、夏でも靴下を履いたりして体を冷やさないようにします。

本番のときも、とくに女性はドレスの下がストッキング1枚だと冷えてきます。

肌色の分厚いストッキングや、膝くらいまでのレギンスを履くのもひとつですね(ロングドレスなら見えませんし)。

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体をあたためる飲み物・食べ物をとる

冷たい飲み物は体を冷やしてしまいます。

とくに本番前はあまり体を冷やさず、あたたかい飲み物を意識的にとるのも良いかもしれません。

(本番は炭酸でスキッとしたい!コーヒーで頭を冴えわたらせたい!などいろんな人がいると思いますのであなたの状況に合わせてくださいね。)

 

また、体をあたためる食べ物を意識的にとります。

さいりえ

わたしは冷え性ぎみなので、生姜、根菜などを意識的に食べています!

漢方薬を飲むこともあります!

運動する習慣をつける

ピアニストはインドアで、どうしても部屋にこもりがち。

定期的にウォーキングしたり、スポーツしたりして、体を活性化させると冷え性も改善するかもしれません。

わたしは最近、ホットヨガやってます!

もともと汗をかきにくくて手足が冷たいんですが、芯からあたためて体質改善したいなぁと思っています。

そもそも、本番前に手が冷たいのってダメなの?

ここまで、冷たい手をあたためる方法を書きましたが・・・

そもそも、本番前に手が冷たいのは絶対にダメなんでしょうか?

・・・そうとも限りません。

 

  • 冷たくても意識が行き届いていればいいし
  • あたたかくても、ぼーっとした状態の手ではダメ

 

だと思います!

そのため、やっきになって「あっためなきゃ!」と思わなくても良いと思います。

血の巡りを良くすること。

脳からの司令が指の先まで行き渡るように、肩から指の先までゆっくり刺激してあげるだけでもずいぶん弾きやすくなります。

そういえば一時期、本番中に指がしびれて感覚がなくなってしまうことが何度かありました。

「次もしびれたらどうしよう」と悩んだものでしたが、原因は意外なことでした。

息を吸ってなかったんです

息を吸うために、まず息を吐く。そして吸う。

本番の舞台の上でそれを意識することで改善しました。

手が冷たい、こわばって動かない、手がしびれる・・・

というとき、もしかして呼吸を忘れていませんか?

しっかりスー、ハーと呼吸してくださいね!

まとめ

この記事では、本番直前に手が冷たくて動かない悩みをもつ方へ対処法や考え方をお伝えしました。

  • とりあえずあたためる
  • 体の中からもっとあたためる
  • 体の中から動かす
  • 呼吸しよう!

体質や精神的なとらえ方にもよるので、すぐに改善するのはむずかしいかもしれませんが、

血のめぐりが良い、神経がとぎすまされた手の状態をめざして対策してくださいね!

 

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