深く&効率よくピアノの楽譜を読むために心がけている9つのこと

こんにちは。崔理英です。

いろいろな理由で、短期間で多くの曲を同時に見ていくケースがあります。

勉強のため、自分の思いのため、コンクールのため、コンサートのため。
ピアノソロ曲や伴奏、室内楽、協奏曲などたくさんの曲。

今日は、たくさんの曲をやらなければならないとき私なりに気をつけていることはなんだろう?と振り返り、書き出してみました。

書いていると、そのために必要な大切なことについても改めて考えることとなりましたので、よろしければ最後までお読みください。

1~2回目に弾くとき(本当に「初めて弾く時」)

piano-dog-walk

1. とにかく全体を弾いてしまう

全体像を大まかにでも把握します。

2. 丁寧に「立体的に」弾く

1回弾くだけでも、ザーッと音だけを追うのではなく、できるだけ「立体的に」なるように意識します。多くの場合、特にアーティキュレーションを優先して、表情やフレーズラインを見るようにしています。

2~4回目・・・に弾くとき

piano-dog-lesson1611

3. 指づかいを早いうちに決める

指づかいで弾きやすさや表情が変わるので、早い段階でまず指番号を決めます。
そうすることで弾きやすくなりますし、2回目、3回目、と同じ箇所に来た時にいちいち迷わなくてよくなります。

この番号は暫定で、また弾き進めていって別のアイディアが浮かべば変更します。

※追記・・・指づかいについては、こちらの記事もご参考にどうぞ。後編もあります。

4. 構成や和音進行を覚える

大部分の曲では、和音進行(和声)を早めに見きわめます
そうすることで曲の段落・構成がわかるからです。

楽譜に書き込み、それを元に読譜を進めます。
これは暗譜するときにも非常に役立ちます

私は弾いている曲の中で「意味がわからない」部分がとても苦手なので、構成を見ることはとても重視しています。
(現代曲だとすぐにわからないことも多いのですが、何か自分なりに分析の取っ掛かりを見つけようとします。)

「構成」についてはこんな記事もあります。

少しずつ進めながら・・・

5. 曲のことを知る

この曲はどんな曲なのか?活気があるのか、しっとりしているのか。どんなメッセージ、思いがこめられているのか。

ある時は作曲された背景から、ある時は同じ作曲家の他の作品から、またある時は作品のタイトルから・・・
できるだけ早い段階で、手がかりをつかむようにします。

これは、ソロの大きな作品に取り組む時でも、短い曲の伴奏をする時でも同じです。

曲への思いや理解は勉強を重ねるにつれ深まっていきますし、これも「暫定」ではあるのですが、譜読み時期だからといって、あまりに曲と離れた表情や音色で譜読みしても意味が薄いからです。

6. 日を何日かおく


最初に上記のようなことを意識しながら読んでいき、何日か経ってから楽譜を見るとなんとなく感覚が変わって、ふっと弾けることもあります。

勉強などでもそんなことってないですか?
逆に言えば、少し早めに始めることが良いです。たとえば3日間である曲を譜読みするなら、連続した3日よりも、初日、2日後、その次は4日ー1週間後などにすることが多いです。

逆に、「やらないこと」も思い浮かべてみました。

dogpiano

7. 「量」に頼らない

とにかく弾く、何回も弾く・・・確かにそれで少しずつ弾けることもあるかもしれませんが、あまりしないようにしています。
1回1回を意味ある内容にできるように!と心がけています。

※これは譜読み段階の話であり、とにかく弾きこむ「量」を増やそう!という時期もあります。

8. 音にフリガナを書き込まない

すぐに書き込んでしまうと自分の脳を働かせて読み取ることをしなくなってしまうので、よっぽど急ぐ時以外は、あえて書きません。

※どうしても書きたい時は、和音の種類や、前の音との音程などを数字で書き込みます。その方が、「単音」よりも、前後の意味として見ることができるからです。

実はこれまでは、加線3~4本くらいまでしか、ぱっと読めませんでした。

でもいろいろな楽譜に慣れてくると読める範囲も広がってきて、今は5本までは読みやすくなりました。
6本以上でも、単音でない場合は他の音との音程差を見て、読むことができるようになってきます(くわしくは以下の記事を!)。

加線の音をスムーズに読めるようになる!

大人になってもまだできることは増えるということを信じています。
中学生や高校生ならなおさら、どんどん読めるようになると思います!

9. 譜読み段階では、音源は聴かない

これは、いろいろな考えの方がおられると思いますが、私の場合です。

音源を聴いてしまうとイメージが固定されてしまうのと、何がベストかわからなくなってしまうので始めは聴きません(選曲段階で聴くことはありますが、いざ譜読みを始めてからは、聴きません)。

まずは楽譜から、音を出していきます。少し譜読みが進んだ頃に聴くこともありますし、場合によってはかなり自分で進めた後に、初めて聴くこともあります。

自分の中で考えがまとまってきた後から聴くと、イメージの固定どころか、むしろ世界を広げてくれることとなります。

あなたの譜読み方法を見つけてください

・・・などなど、「わたし流」ですが普段やっていることを書き出してみました。
「絶対」と決めているわけではないので、違う方法で進めることもありますが、大体このように進めることが多いです。

人によって合う方法があると思いますので(それでも大切なことは共通していると思いますが)
ぜひあなたの読みやすい方法を見つけてみてください。

「譜読みが苦手。得意になりたい!」という記事では
実践的に「譜読み力」を上げる対策・トレーニング方法をご紹介しています。

ただし、絶対に必要なことがあります。それはこちら。

あらためて思う「ソルフェージュ・和声の力は大切!!」

solfege-text

ソルフェージュの力や楽典・和声の理解や感覚はいろいろなところに生きてきます。

複数の音符を正確に読むこと。聴けること。

各調の音階や終止形の和音の響きを覚えていること。

(頭と、耳と、手が覚えていて応用がきくこと。)

様々な拍子やリズムに慣れていること。

    音楽を構造的にもとらえられること。

このような力があると、譜読みの正確性やスピードはぐんと上がります

ピアノのレッスンでもそうですが、音楽理論や和声の勉強、聴音や初見視唱・試奏などいろいろな角度から身につけることができます。

とくにピアノ学習の段階にある方は「ソルフェージュは受験に必要だからやる」「ピアノの演奏力の方が大切!」と思われる時期もあるかもしれませんが、将来的には絶対に必要な力です。
ぜひ、「サブ」的なものと思われず、しっかり重要性を感じて勉強してほしいなと思います。

※追記・・・ソルフェージュのおすすめテキストはこちらでご紹介しています。

レッスンでも、作品の構成の分析、和声分析などを重要視しています。

 

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