政治家が言うと大変なことになるタイトルをつけましたが・・・
個人の成長、未来への道のりの中で変化はつきもの、という話を書いていきたいと思います。
もくじ
計画どおりか否か?1年をふりかえりながら思ったこと
やりたいこと100リスト
ある年の1月に、「今年やりたいこと100のリスト!!」というものを書き出したのですが、
その時の内容を年末に見返してみると・・・
しっかりできたこと、
そういえばやっていないな、ということもありました。
7〜8割の実現率でした。
「実現しなかったこと」をよく見てみると・・・
もも
さいりえ
やりたいこと100リストに書いたけど、結局1年間やらなかったことは、2つの理由に分類されました。
- 本当はやりたかったし、今もやりたいけどできていなかったこと
と、
- 1年たって見てみると、今はそれほど「やりたい」と思っていないこと
に分かれました。
前者、やっぱりやりたい!ということは、具体的にやっていくことにしました。
※具体的に行動に移すには・・・ベビーステップから
ピアノは練習の積み重ね。はかどらないときは『ベビーステップ』から!今回注目したのは、後者「今はさほどやりたいと思っていないこと」です。
状況や目標は変化していく
予定どおり進めなかったことの理由が、
- 怠慢や計画不足から来るものなのか?
- 予定を立てたときの自分と今の自分が変わってきているからなのか?
ではずいぶん違います。
ほぼ1年前の自分は「やりたい」「やらなければいけない」と思っていたことでも、
今の自分には必要が薄いこともあります。
「あのとき思っていたほど重要なことでもなかったな」と思うこともあります。
それがわかるのは、1年の間に自分が変化しているからであり、
「いま、わたしはこうしたい」「こんなことを大事にしたい」と考えているからでもあります。
私は、1年前の「やりたいこと100リスト」で実現していない項目を見たとき、
意外と嬉しい気持ちになりました。
- 1年で、こんなに変化があったんだな
- 1年前には思い浮かびもしなかったことに出会えたんだな
と思えたからです。
1年前に描いていた「1・5・10年後の自分」と、いま描く「1・5・10年後の自分」は違いました。
(まだ漠然としているので、これからも変わりそうです)
レッスンでの曲も変わっていく
レッスンしながら生徒さんの曲をその都度相談して決めていくのですが、
1年以上先に弾く曲を決定することはそうそうありません。
大学受験などでしたら、かなり前からイメージして視野には入れていきますが、それまではあまり早く決めていません。
もちろん行き当たりばったりではいけないですし、「長期計画・長期目標」はあります。
ですが、全てがその通りに進むとも限らないのです。
それは、一回一回のレッスン、本番、あらゆる経験で生身の変化が繰り返されているからです。
変化に柔軟に
毎回全力投球していたら、いろいろなことが起こります。
一つの大きな本番を終え、ガラッと本人の意志や気持ちが変わることもあります。
- 苦手分野だけど、得意になりたいのでこの曲をあと数か月がんばりたい
- この曲に取り組んで今度こそ大きく変わりたい
- 急にこの曲に惹かれるようになりました
これらは、実際に生徒さんから出た言葉です。
一歩一歩踏みしめて自分に向き合おうとしているからこそ出てくる言葉なのです。
また私の方も、
「次はこれを勉強することが、今のあなたに必要なのでは?」と言えるのは、やはり「1年前」ではなくて「リアルタイム」なのです。
そんなわけで、以前は「次の次まで早く曲を決めたいです・・・(とにかく決めてください)」と言っていた人が
「もう少し自分に必要なものを見つけながら最終決定したい」と言ってくれるようになったりしています。
まとめ。「計画性」と「リアルタイム」どちらも重要
この記事では、やりたいこと100リストによってわかった自分の変化と、練習・レッスンでの計画について書きました。
計画性もとても大事ですし、1年後までに絶対にここまでやっていく!というラインはあります。
また、誰かと約束したことや、信念の幹のようなものはぶれずにいます。
なんでも変えちゃってオーケー!という意味ではありません。
ただ、一つ一つの選択は、計画が一番大事なのではなく、
その都度「未来図」を修正しながら自分に必要なことを見極められることが大切だと思います。
長期的な視点が重要なことはこちらの記事にもあります。
未来に弾く曲から練習しよう!〜「7つの習慣」から考える練習・レッスン〜