我が家には8歳になるミニチュアダックスフント犬がおります。

生後2か月半で、私たち家族のもとにやって来ました。

ずっと一緒にいると、「このワンコは、音楽と一緒に暮らしているなぁ」と実感することがときどきあります。

さいりえ

犬は音楽を理解するのかな？

私は専門家でないのでよくわかりませんが、何年も見ていると、おもしろいこともあります。

今日はそんな、おもしろくて、フシギなエピソードをご紹介します。

お気軽に読んでいただけましたら嬉しいです！

飼い犬と音楽との出会い

飼い犬が私たちの家にきたとき。

私が弾いていた曲はショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」で、演奏会直前でした。
まだ子犬なので目を離せず、すぐ近くのケージ（小屋）に入れながらショパンを毎日弾いていました。

これが飼い犬と音楽との出会いだったわけです。

その後、私のピアノはもちろん、パートナーのマリンバ、
家族や音楽仲間が演奏するピアノ、
ソプラノ、メゾソプラノ、バリトン、バスの歌声、
ヴァイオリン、チェロ、フルート、クラリネット・・・
それはもうたくさんの音楽と一緒に育ってきています。

クラリネットとチェロが好き？

長年観察していたところ、お気に入りの楽器はクラリネットとチェロのように見えます。

クラリネットは明るく音が多いパッセージのときに、特にはしゃいでいます。
先輩にポロポロポロン・・・と吹いていただいて、目を輝かせてシッポを振っていました。

それからチェロは、美しい音色はやはり人の声に近いのでしょうか？
安心しているようです。

ここだけの話ですが（と言いながら公開してますが）、家族でチェロを弾く人がいるのですが
まだギーコギーコという音で弾いているとき、飼い犬はとても嫌がって、ワン！と吠えたり、真ん前に座って強い眼差しで訴えたりしていました（笑）。

最近上達してきたので、静かに聴いているみたいです。

オペラや歌曲の練習中に

歌の友人と家で合わせをしていたときのこと。

ffの大声量で嘆き、怒りを歌い上げ、その後ワーッと泣き崩れる・・・というシーンの練習でした。

飼い犬はそれを聴き、慌てて、泣いている（演技の）彼女に駆け寄り、「大丈夫？大丈夫？」というようにペロペロとなめようとしたのでした。

シリアスな場面で、ついつい和んだ場面でした。

「春の祭典」の鑑賞中に

私はストラヴィンスキーの「春の祭典」が大好きで、CDを何枚も持っているのですが、

第1部最後の曲で、静寂の後に打楽器が「ドロロロロロロロロ・・・・・・」とやってくる場面で突然興奮して「ワン！！ワン！！！ギャン！！！」と吠えはじめました。

普段、大音量で交響曲や協奏曲、ピアノ曲を弾いたり聴いたりしても慣れた感じなのですが、さすがに「ただならぬ空気」を感じたようです。

犬ですら驚愕させ理性を失わせる「春の祭典」、恐るべしですね・・・。

しばらく、なだめるために背中を撫でてやりました。

練習を黙って聴いている・・・でも実は早く終わってほしいらしい

「練習中は遊んでもらえない」というのがはっきりしているようです。

いつも、お利口にピアノの下で寝ています。

たまに私が飲み物を取ってきたり、録音機器のスイッチを押しに立ち上がったりすると
「終わった？終わった？」と目を輝かせてシッポを振るのですが、また椅子に座って弾き始めると途端にシッポの動きが止まって、あきらめて静かに寝るのがなんとも健気です。

なぜ？レッスンの生徒さんのインターホンがわかる！

これは本当に不思議です。

郵便屋さんやお客さんが来られたときの「ピンポーン！」というインターホンの音を聞くと、興奮して走って玄関まで飛んで行くのですが、

なぜかレッスンの生徒さんが来られた「ピンポーン」の音には無反応で、じーっとしているのです。

その前の私の様子で「あ、仕事だな」とわかるんでしょうか？
いつ見ても不思議に思います。

生徒さんのレッスン中は、じーっと静かに別の部屋で待っています。

でも、たまに面談などでお茶を飲みながらお話を・・・となると、途端に暴れて「一緒に（レッスン室まで）行く！行く！」と、ついてこようとします。

犬なりの線引きがあるようです。

こんな日常です。

これからも、音楽とは切っても切れない生活を送るであろう飼い犬をご紹介させていただきました。

実はこの飼い犬「もも」専用の Instagram アカウントがあるんですよ！

よろしければ、ぜひのぞいてみてください（最近、更新は止まっていますが）。

愛犬ももの Instagram

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