〜オンラインのピアノサークルやってます〜
ピアノを弾く方へ、
ちょっとした楽しみ・励み・学びをプラスするサークル。
Piano Plus+ サークルをのぞいてみませんか?
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5月28日から6月9日まで、LINE@「さいりえのピアノレッスン室」の登録者500名様感謝企画を行いました。
おかげさまでたくさんの方にご参加いただきました。
の3つのメニューを設けたのですが、1と2、とくに2の演奏動画アドバイスを受けていただく方が多かったです。
※ブログ相談はご応募がありませんでした(残念・・・)
この記事では、企画でいただいたメッセージや、お送りしたアドバイスをご紹介していきます。
応募いただくにあたり、よければふだんのブログやLINE@のご感想を教えてください、とお願いしたらたくさんの方が送ってくださいました。
一部、ご紹介します。
こんにちは!動画を見て頂くのは2回目になります。小学5年生娘です。先生のLINEも喜んで一緒に見ています。いつも楽しみに、そして本当に勉強させて頂いてます。特にコンクール前の心構えやどんな練習をすればいいかのお話は、不安になっていた時期だったので的確なコメントに勇気づけられました。 (小学5年生の女の子のお母様)
LINE@の配信の記事も大変読みやすく、また内容も興味のあるものばかりでいつも大変参考になります。
特に前回のフランス組曲特集は、娘(5年生)と一緒に楽しく読ませて頂きました。
うちはまだその道に進むかどうかはわからないのですが、音大・音高の道へのステップも参考にさせて頂いています。
これからも楽しみにしています! (小学5年生の女の子のお母様)
さいりえ先生が配信されている内容を少しずつですが読まさせて頂き、とても勉強になるので大変感謝しています。最初は主にTwitterの呟きに毎回ピアノを弾く上でのヒントがあり、本当に感心していました。 (中学1年生の女の子のお母様)
Line@やTwitter、blogなど、いつも楽しみに拝見しております。
大変わかりやすく言語化してくださっているので、レッスンを受けるのとはまた違う気付きがあります。
個人的にはサイトのデザインも好みです! (社会人アマチュアの方)
2分以内の動画に、アドバイスコメントと、説明がややこしくなりそうな方にはミニ動画もお送りしました。
一部、紹介します。
(具体的に練習されている方へのメッセージなので、これだけ読まれてもわかりづらいかもしれませんが、ご参考までに・・・!)
♪モーツァルト ソナタ K.545 (小学生)
軽やかな拍子感の中で、メロディはのびやかで、和声もよく感じておられて、とても素敵だと思います!
16分音符も、はじめの方はリズムが良くてとても良いですね(展開部あたりから少しバラついてしまいましたが)
アドバイスとしては、
★部分と部分の受け渡しが、もう少しスムーズに、自然になると良いですね。
たとえば
・5小節目のはじめのAの音
・9小節目のDの音
・提示部の、終わりから3小節目の2拍目のGの音
・展開部の5小節目
など、少し唐突にアクセントをつけてしまっています。
たとえば4→5小節目は、勢いよくパンと入るより、前の小節からの流れを受け止めて入れると良いかと思います。ほかの部分も、それぞれに、入り方を考えてみてください。
提示分の終わりから3小節目は、1拍目もGですよね。2拍目のGは、新しく大きく弾きすぎるのではなく、1拍目の響きを受け継いで出ると自然です(この1拍目も、止めずに、良い響きで鳴らせると良いですね)。
逆に展開部のはじめはドラマチックに入りたいので、今の感じで良いと思います(ただし、Gのユニゾンは、もう少しg-mollの響きを含めて弾けると良いです。ただのソではなく、ソシ♭レのソ、という感じです)
★第2主題のトリルは、勢いが強すぎるかな?と思います。
もう少し上品な感じで。「ラソラソ」と、しゃべる、語る感じで一音ずつだいじに発音してください。軽やかな感じはほしいので、重くなりすぎないようにしながらも、もう少し1音ずつがキラッと聞こえると良いですね。
★展開部の16分音符のかけあい、良いと思います!
再現部の、長い16分音符は、長い分、なめらかに弾くのが難しいかもしれませんが、まずは2拍ずつとか1小節ずつなどで、自然に歌えるか、やってみられると良いと思います。
全体的に、ご自身の音楽を持っていらして、のびのびと魅力的な音楽性を感じられます。音もクリアですし、さらに美しく磨いて、素敵なモーツァルトにしてください。
以上です。
また、わかりにくいことなどありましたらご質問ください。
♪平均律クラヴィーア曲集 第1巻第2番 ハ短調 フーガ (中学生)
安定して、きっちり練習されていると思います。
落ち着いておられますので、大崩れする心配が少なそうですね。
このフーガは、他声作品としての構造がカッチリしているため、角がきっちりしたイメージで弾くことはとても大事なのですが、
それに加えて
・ハ短調の深い響きや和声感
・決して重くない、動きをもった音、リズム
・1声ごとのなめらかな流れ
などが生まれてくるとより良いと思います。
具体的には、
・タッチを磨く
・音型に沿った表現
・縦の音程や和声に意識を向け、響きを探す
の3つに意識を向けられるといかがかと思います。
ひとつずつ書いていきます。
★1 タッチを磨く(雑音の少ない音を探す)
録音状況もあるかと思いますが、音に少し雑音が多い気がします。
雑音が増える理由は、鍵盤の表面を打つ音や、調和しない音が入ることです。たとえば、ドミソの和音を弾くときに、ちょうど良いバランス&音色だと良いのですが、バランスが悪かったり音が突っ張っていたりすると、雑音にきこえやすいのです。
対策としては、
・単音の響きひとつひとつが硬くなってしまっているので、まずは、たった一音ずつポーンと出して、自然な響きのある音をめざす。
・「指を打つ」前に、「響かせる」「聴く」意識を持つ。これも、まずは単音→次に複数の音。
・前後の音との関連を考えた音づくりをする
などがあります。
★2 音型に沿った、自然な抑揚がほしいですね。
たとえば3段目のはじめ、アルトの16分音符や、ソプラノの8分音符は順次進行の下行形ですよね。
逆に左ページの一番下の段は、長い上行形が続きます。
あからさまなcresc.やdim.は必要ありませんが、自然なフレーズ感、歌があると良いですね。
最終的には今のようなノン・レガートで弾かれても良いと思いますが、練習のときはレガートでも弾いてみてください(もう試されているかもしれませんが)。
上にも少し書きましたが、前後の音との受け渡しを感じながら弾けると良いと思います。
例:ミファソラシ、と弾くのと、シラソファミ、と弾くのとでは音楽の方向性や腕の使い方が全然違います。そういうことを意識してみてください 。
ひとつずつの縦の響きを聴いてください。
「c-es」「b-d」 「fis-c」 「g-b」ですが、それぞれ違う和声でできています。それらの響きの違いを音で表現することがとても大事です。それも、前の拍の和音から導き出されたように弾けるときれいになります。
(わかりやすくするために、1・3拍目の音を例に出しましたが、すべての縦の響きも重要です)和声に敏感になると、調性感も出てきます。c-mollらしい響きが見つかるととても素敵になると思います!
さいごの2小節の音色がきれいなので、ほかの部分も、よく響きを感じながら練習してみてください。
私のブログでフーガについて書いていますので、よろしければお読みください。
https://sairie.com/pianoplus/fuga/
以上です。ご不明点などありましたら、どうぞお知らせください。
応援しております!
♪スカルラッティ ソナタ L.98 ト短調 (高校生)
テンポよく、粒立ちがよく、明快な演奏ですね。
左手の8分音符のフレーズ感がとても良いです。
左手が4分音符のモチーフや和音連打になったとき、ちょっと硬いなという印象です。
とくに和声進行の部分は、もう少し「◯の和音→△の和音」など進行に注目して、横の動きを感じてください。リズムは縦感を強めますが、和声の進行を感じると、縦に刻むリズム感と、それらが連なる流れを両方とも表現できます。
また、和音以外の4分音符の部分は、裏拍が少し詰まっているので、ゆっくり、ポーンポーンと、裏拍の音の動きを楽しみながらゆっくり練習してみてください。
また、お互いに長めの音を弾くときも、調性を感じて、調や和声ごとに響きを研究すると良いと思います。
↑3,5,7小節目のGやB、また17,19小節目のBの音などのことです。
一番さいごの音も、終止音らしく、深くメッセージ性のあるGの音を探せると良いですね!
全体的に、生き生きしていて良いと思いますので、じっくりと和声の響きや進行、調性感を深めていけると良いと思います。
以上です。なにかご質問ございましたらお送りください。
がんばってくださいね!
♪リスト リゴレット・パラフレーズ(音大ご卒業の方)
大きなまとまりを感じておられて素敵だと思います。
ワンポイントアドバイスですが、
とくに冒頭の右手のオクターブがもう少し表情豊かになるといいですね!
とくにフレーズのはじめや、付点のメロディの表現で、もっと歌唱的に歌えると良いと思います。
オクターブであってもレガートの表情がほしいですね。
はじめの「Ais-Cis」は、もっとAisからCisに向かい、Cisに入る瞬間までAisを歌えると良いです。
また、付点の長い音符から短い音符。
短い音符から長い音符も、間にすべて表情がほしいです。
練習方法
1.理想の表現を見つける
いちど、単音にしてmolto legato で弾いてみてください。こんなふうに歌いたい、というのをさらに突き詰めます。
このとき、音の発音部分だけでなく、伸びている時間のあいだ、表情を感じます(いまは音価にかかわらず発音部分だけの表情になっている印象です)。
上のラインを右手、下のラインを左手と、オクターブを両手でとって歌うのも良いと思います。
「こんな音、表情で歌いたい」という理想形をもっと高めます。
それをオクターブに戻し、完全に同じ音が出るまでやるつもりで練習します。
物理的につなげることはできないですが、まるで繋がって聞こえるかのように、打鍵や離鍵、前後の音と音との関係をよく聴いて練習します。
2.オクターブのテクニック
もう少し柔軟になると良いと思います。
練習方法や弾き方の例
・1と5を対等にピンと張るのではなく、1と5それぞれに違う重みを乗せ、表情をもって弾く
・オクターブを弾いてのばしたまま、何度か深呼吸。吐くときに手首のつっぱりをゆるめ、手の重心ももう少し下に落とすつもりで。
・指先から肘までが、しなやかなムチのようにしなるイメージや、血液、酸素が循環しているイメージで、もっと柔軟に感じる(?たとえがピンとこなかったらすみません)
・5を伸ばしながら、1を「シシシシシ・・・」と軽く浅めのタッチで連打して力を抜いていく。
これらは、◯◯さんに合う考え方・方法かどうかわかりませんので、試してみられて、良いと思われたら取り入れてください。
以上です。ご参考になりましたら幸いです。
このほか、
♪ 平吉毅州 5月の風
♪ J.S.バッハ フランス組曲第3番 サラバンド
♪ シューベルト 即興曲 D935-2
♪ モシュコフスキー 15の練習曲より 第11番
♪ リスト 愛の夢
などをアドバイスさせていただきました!
動画アドバイスへのご感想をいただきました。
(☆は絵文字です。こちらのブログでは表示できないので☆としました)
たくさんのアドバイスをいただきありがとうございました!
いま、早速ピアノに向かい試しました☆
動画も違いがよくわかりました ☆
明日、また、しっかり練習します☆
ありがとうございました☆ (小学4年生のお子さんより)
先生ありがとうございます!
こんなに丁寧にアドバイス 頂けるなんて本当にありがとうございます!
教えて頂いたことを大切にこれから練習していきます!
コンクール頑張ります!
温かなお言葉とても嬉しかったです☆
お忙しい中に本当に本当にありがとうございました☆
失礼致しますm(__)m (小学生のお母様より)
こんなに早くアドバイスを頂きありがとうございます。
ミニアドバイスかと思っていたので、沢山の細かいアドバイスに感激で言葉も出ませんでした。
(中略)ピアノのアドバイスを頂ける機会が少なくて、子供と二人で四苦八苦しているなか、このような貴重なアドバイスが本当に嬉しく、涙が出ました。
今日から、この宝物のようなアドバイスを一行一行読み直して、しっかり実践していきたいと思います。書いて下さったことは全て実践するつもりです。
本当に本当にありがとうございます。
もし今後、有料での動画等のアドバイス企画があるときは、情報を発信していただければ嬉しいです。どうか宜しくお願いいたします。 (中学生のお母様より)
この度はご丁寧なアドバイスを、ありがとうございます!
想像以上のボリュームで、かつ文章だけでここまでわかりやすくご説明いただけることに、驚いております。
内声アルペジオへの意識、たしかに欠けていました。
和声の変化に合わせたアゴーギグは意識していましたが、ご指摘いただいた通り、アルペジオの各音が響きあうようなイメージは持てておらず、タッチへの意識も欠けていました。
しっかりと耳を使って、感じて、演奏する必要がありますね。
その他のアドバイスも、いずれも文章だけで理解できる内容で、とても有り難いです。
たくさんの気付きを、本当にありがとうございます!
今回の曲に限らず、自分の課題を振り返る良い機会となりました。
今後、一曲通してのアドバイスもお願いできればと思っておりますが、有料の動画アドバイスのサービスは今もご対応いただけるのでしょうか?
動画やサイトの更新を、これからも楽しみにしております!(社会人アマチュアの方より)
想像以上に喜んでいただき、うれしい限りでした。
こちらこそ、本当にありがとうございました!
※アドバイス内容等はブログでご紹介させていただく旨はご案内済&個人が特定される内容は伏せておりますが、もし掲載に不都合がある方はご遠慮無くお知らせください。修正・削除いたします。
この記事では、動画アドバイスの内容の一部をご紹介しました。
ほか、ご質問、お悩み相談のお問い合わせにも数名の方にお答えしましたので、そちらも一部記事にしていきます。
現在すでに書いているのはこちらの記事です。よろしければどうぞお読みください↓↓
今後も、音楽について伝えながら、皆さまの役に立つ取り組みを考えて実践していきます。
今後ともよろしくお願いいたします!
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