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N響のストラヴィンスキープログラムをTVで観て、ふと書きたくなったので・・・
かつてわたしの音楽観を大きく変えた、2つのバレエ映像をご紹介します。
それは、次の2つ。
これらの曲を知っていても、映像は観たことがない、という方もおられるのではないでしょうか?
わたしにとって「面白い」の定義が生まれてくる、そんなきっかけとなった作品たちでした。
高校のときのピアノの先生が、「うまい」とか「良い」とかじゃなくて「面白い」という言葉をよく使っておられた。
そのときは、どういうものが「面白い」演奏なんだろう?と、ピンと来ていなかったけど、いまはすごく感じる。
多少いびつでも、面白い、意識を醒まさせられる、凹凸のある演奏が好き。
— 崔理英 / Rie Sai (@smomopiano) 2019年6月9日
YouTube動画とともに、語っていきたいと思いますので、よろしければぜひおつきあいください。
もとから、バルトークやラヴェル、プロコフィエフなどの20世紀前半の音楽が好きだったのですが、それは「音楽」に対してでした。
そこから想像する映像は、どこかシャープで、それでいて薄蒼い光や、炎のように燃え盛る、そんな絵でした。
しかしあるとき、20世紀特有のグロテスクで凸凹(でこぼこ)している美術品や舞台芸術が気になりはじめました。
そんなときに出会ったのが、ディアギレフのバレエ芸術展。
ペトルーシュカや春の祭典のバレエ映像や美術品、衣装をみて、「こんな世界があるのか!」と一気に興味をひかれました。
いびつで、生命力があって、でもどこか華やかで、現実と寓話の狭間にあるような世界。
それからバレエの映像を探したら、当時は少なかったんですが今はYouTubeにもけっこうあるんですね。
肌色のスーツを身にまとって踊る演出もあるのですが、わたしはこちらの、シャーマニズム全開の世界観に惹きつけられてしまいます。
もともとバレエは好きで『白鳥の湖』なども持ってますが、ディアギレフやニジンスキーの世界観はそれとは異なる、別世界のものです。
ご興味ある方はこちら↓
こういう世界観を知らずに20世紀の音楽を弾くのと、どこか知っていて弾くのとでは、やはり違うのではないかなと今になって思います。
🔸洗練された演奏
美しく繊細でなめらかな演奏は、とても素晴らしい。
でも曲によっては、つまらない。
高い技術と美しい音色で鍛錬を積むと、凹凸のないサラサラした音楽になりやすい。
…ごつごつしたものやグロテスクさ、皮肉を大いに含んだ曲では?
何かを崩して、再創造していかなければ。
— ぴあのぷらすメモ (@pianoplusmemo) 2019年6月9日
ボレロは小学生のころから好きな曲のひとつでした。
しかし、ボレロを原曲にした、こんなバレエ作品があるとは!
20代後半になって知りました。
初めて観たときの衝撃。
曲のイメージが変わったというか、作品がわたしの中でしなやかに伸び縮みして、壊れて再創造される快感を感じましたね。
この動画のジョルジュ・ドンは『ボレロ』の代表ダンサーとなった人です。
観たことがない方は、ぜひ!!
あなたの持っている、ラヴェルやボレロの世界がくつがえるかもしれません?
芸術・音楽・そして人間とは・・・と、答えのはっきりしない問いが頭の中にぐるぐるとまわります。
この「問い」という引っかかりが心に突き刺さることが、魅力なのかなと思いますね。
今日は、わたしの音楽観を大きく変えた2つの作品をご紹介しました。
視覚って、聴覚とはまた違った大きなはたらきを持っているんですね。
美術館めぐりやオペラ、バレエをはじめとする舞台芸術。
音楽観を更新していくために(そして、単に好きということもあり)、大事な時間だなとあらためて思います。
では今日はここまでです。ありがとうございました!
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