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2017年7月28日、「第39回京都JOCSチャリティコンサート〜中田麦・崔理英デュオ・リサイタル〜アジア・アフリカに健康を送ろう!」が無事に終演しました。
当日は300人を越えるお客さまが京都府立府民ホールALTIにお越しになり、熱気と笑顔に包まれ、出演者の私たちも興奮ぎみのまま終演しました。
終わって数日経つ今も、感謝の気持ちでいっぱいです。
お客さまからは、
楽しかった!
違う世界での別体験を味わえた。
数日経っても、興奮がさめない。
伴奏で苦労しているけど、演奏を聴いて勉強になりました(音大生より)。
マリンバとピアノの音色がよくブレンドしていて、どちらの音かわからないくらいだった。
など、いろいろなお言葉をいただきました。
今回のコンサートを通して感じたことを書いていきたいと思います。
今回、いくつかの目標がありました。
最近は大曲だけでなく「小品」と呼ばれる作品にもじっくり向き合って取り組んでいます。
今回に限らず、主催者の方に「一部、有名な曲を入れてください」「お客さまに親しみやすい曲を入れてください」とリクエストをいただくことがよくあります。
お客さまの立場になると、それは当然そうだろうと思いますし、ぜひ喜んでいただきたいと思います。
ただ今まで、ピアノソロでもそうですが、有名だから、聴きやすいから、という理由だけで選んでしまっていたこともありました。
なんとなく、短くて技術的には易しい曲を軽く見てしまう気持ちもあったのかもしれません。
ですが何度も弾いているうちに、こういった小品、ともすれば小学生や中学生も弾くような曲の本当の魅力、奥深さに気づくようになってきました。
なぜ人気なのか?なぜ何百年ものあいだ、人々に愛されているのか?
そう考えると、当たり前のことだったのかもしれません。
たとえば、今回演奏した クライスラーの「ウィーン奇想曲」と「中国の太鼓」やブラームスの「ハンガリー舞曲」は、有名で、親しみやすい曲です。
今回、本気でこれらのプログラムを選び、今まで以上に本気で取り組みました。
そして、お客さまに心から音楽の素晴らしさ、奥深さを届けたい。
そのような気持ちをもって練習に取り組んできました。
いつも足をお運びくださる方々には、もう感謝しかありません。
そして、毎回、今まで以上に感動をお届けしたい。
来て良かった!と思っていただきたい。
と強く思います。
マリンバとピアノのデュオは、レパートリーがそんなに多くありません。
ヴァイオリンやチェロ、管楽器の曲を編曲して演奏することも多いですが、マリンバに合う曲と合わない曲がありますので、ピアノソロのように毎回いくらでも新しいプログラムを用意できるわけではないのです。
実は以前、いつもお世話になっているTさまからデュオの演奏依頼をいただいたときに
と打ち明けたところ、
と仰っていただき、とても嬉しく思うとともに、
そうか、そのような思いで聴いてくださる方もおられるのだな、と気づきました。
それに、私たち自身が、一度弾いて終わりではなくずっと弾いていきたい曲というのがあります。
レパートリーを開拓して広げていくことも目標の一つではありますが、「前にも聴いたことがある曲」を、いかに新しい魅力や、より味わい深い表現でお届けできるか。
奇をてらうわけではなく。
もっと、もっと新鮮に。
試行錯誤を重ねて。
自らの感性を高めて。
最近はそのようなことを、よく考えています。
今回、思い入れの深いショパンの「バラード第4番」を演奏しました。
今までに10回以上演奏しましたが、大きな舞台で弾いたのはどれも人生の節目でした。
・東京藝術大学の入学試験。
・音楽高校の卒業演奏会(京都コンサートホール大ホールでピアノソロ演奏という、コンチェルトを除けば今のところ人生であの1回きりの経験でした)。
・生まれて初めての大きなリサイタルで。
そして今回、私の人生の中でもたくさんの変化を感じている今年の7月にもこの曲を弾けることはとても意味深いことでした。
良い、悪いではなく(もちろん良い演奏をしたいのですが)、今しかできない演奏、今だからできる演奏をしたい。
なんとなく体裁を保って演奏を終えることは絶対にしたくない。
そのような思いでした。
このような、いくつかの強い思いをもって臨んだここ最近のコンサートでした。
※当日のプログラム紹介記事はこちらです
そして、お客さまのあたたかく、熱い反応。
舞台で弾いていて、充実感もありました。
でも、それだけでなく、もっとこうしたいという思いも出てきました。
いつも思いますが、本当に音楽というのは終わりなき旅です。
次はまた別の場で、さらに新しい演奏をお届けしたいです。
(次の演奏機会もいただきました!この下で書きます。)
パートナーである中田麦とのデュオは、この7月でちょうど4年。
そういえば4年前に初めて共演したとき、合わせで緊張しすぎて全然自分の演奏ができませんでした。
彼は切れ味の鋭い演奏をする人なので(とくに当時は)、どちらかというと共演者の演奏や反応を見ながら演奏する私としては、自分の弱いところが突っ込まれるような感じで、必要以上に構えてしまっていました。
そんな極端な緊張も徐々にほぐれ、私も自分の音楽を持ちながら1つの音楽を目指せるようになりました。
それから何回も共演を重ねています。
先ほど数えてみましたら、30回以上です(1日に5〜6公演のこともありますのでそれを数えたら50回以上ですね)。
4年で30回共演していたら、互いの息や音楽の方向や伸縮性なども感じとれるようになってきました。
私たちは合わせ(リハーサル)のとき、あまり多くはしゃべりません。
ですがお茶を飲みながら、理想の音楽や世の中の音楽について熱く語ることはよくあります。
馴れ合いにはならず、いつも本気でぶつかりたい。
今後も、それぞれのソロを磨きながらも、ここにしかないデュオを高めていきたいと思っています。
なお、中田麦のYoutubeチャンネルに2人のデュオの演奏も複数曲アップされています。
これからも増やして行く予定です。ぜひご視聴ください。
コンサートにはたくさんのお客さまがお越しくださいました。
友人知人や、小・中・高校の恩師。
生徒さんや保護者の方々。私のもとを卒業した音大生の生徒さんもたくさん来てくれました。
ふだんお世話になり、応援してくださる方。
そして、いろいろなご縁でその場に足を運んでくださった方々。
お一人おひとりに感謝の気持ちでいっぱいです。
今回さらに嬉しかったのは、近年コツコツと発信を始めた ブログや Facebook、twitter 経由でもお客さまがお越しくださったことです。
皆さんそれぞれにお仕事やご予定を毎日抱えてお忙しい中、
会ったこともない人のコンサートに時間をとって行くというのはどんなにハードルの高いことかは、私にもわかります。
それでも「行きたいです♪」「楽しみにしています」とご連絡をくださったこと、本当に感謝しています。
これからインターネット経由でもお客さまがいろいろなところからお越しいただけるといいなと思っているのですが、
ブログ経由の第1号のS様、twitter 経由の第1号のY様、お二方のことはずっと心に刻まれます。
この場をお借りして、本当にありがとうございました。
準備期間、いろいろなことがありました。
ピアノに向かえない日もありました。
落ち着いていたつもりが、2日前に急に緊張して落ち着かなくなったり。
でも不思議と、当日ホールに入るときに空を見上げたら、スーッと落ち着いてきたんです。
記憶にのこる1日となりました。
今回のコンサートの3日後にある方からご連絡があり、来年のデュオコンサート出演のご依頼をいただきました。
当日の演奏をお聴きくださり、ぜひその方の主催されるコンサートへの出演をお願いしたい、と仰ってくださいました。
そういえば、まさに今回のコンサートも、昨年11月23日の中田麦マリンバリサイタルにお越しくださった方から直接お話をいただいて実現したものだったのです。。
一つ一つの演奏が、次に繋がる。
どうすれば演奏の機会を増やせるだろうか、どんなふうに演奏活動をしていこうかと悩んだり、苦労したりすることもある中で、このような繋がりが本当に嬉しく有り難いです。
とても貴重なことで、ただただ次の本番に向けて最善を尽くしたいという気持ちです。
1年後にはまた違った演奏をお届けできるように頑張ってまいります!
今後のデュオ活動のご案内や映像紹介のページを作りました。
Facebookページだけの情報や配信も検討していきます。
「いいね!」してくださった方には情報が届きやすくなります。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
感謝をこめて
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「演奏会でやりたかったこと〜7/28 マリンバ&ピアノデュオリサイタル終演しました〜」への 2 件のコメント
おはようございます。マリンバ&ピアノ愛好家、三井田です。7月28日のコンサートは300人を超えるお客様がいらしたとのこと。今回は、仕事の都合で参加できませんでしたが、盛況ぶりが想像されます。自分もあの感動を共有したかった!
閑話休題、小生、家内の父が入居している老人ホームでピアノコンサートを開催させていただく機会をいただき、目下練習中です。演目は故郷(ふるさと)などの叙情歌が中心ですが、目玉の曲を、「ハンガリー舞曲第5番」にするか悩んでおります。3月5日筒井様邸でのマリンバ&ピアノコンサート以来、毎日練習しているとはいえ、完成度が今一つなのです。理英さんの演奏に妥協しない気持ちが少しわかる気がします。
三井田さま
コメントありがとうございます。ピアノコンサートご開催、素敵ですね。ハンガリー舞曲第5番、毎日練習なさっているとは素晴らしいですしぜひご披露されてはと思いますが!シンプルな曲だけに難しいところもありますね。※三井田さまに6月にお聴きいただいたバージョンをYoutubeにアップしましたのでなにかご参考になりましたら幸いです。7月28日のライブ映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=LprqllkUl90