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こんにちは。崔 理英(さい りえ)です。
いよいよ今週の金曜日、28日に近づいてまいりました
「京都JOCSチャリティコンサート〜中田麦・崔理英デュオ・リサイタル〜」。
すでにたくさんの方から励ましのお言葉やチケットのお申込みをいただいております。
ありがとうございます!
今日は、当日のプログラムについて解説と「演奏者からひとこと」をご紹介します。
プログラムノートは当日配られますが、「ひとこと」はこのブログだけのお楽しみです。
時代もスタイルも色とりどりの曲がありますので、コンサートにお越しの方もそうでない方も、どうぞお気軽にお読みください。
20世紀を代表するヴァイオリニストの一人であるオーストリアのフリッツ・クライスラー(1875 – 1962)は多くの名曲を残しています。
ウィーンっ子らしい粋で上品な音楽は人々に愛され続けています。
イタリア語の「カプリッチョ」の訳語で、カプリッチョは” 気まぐれ ”を意味します。
クライスラーがアジアをまわる演奏旅行で中国を訪れたときに、街角で聞いた太鼓の音から着想して作曲したと言われています。
活発な太鼓のリズムと響き、目まぐるしく動くチャイニーズな旋律が奏でられる主部と、
一転、薄暗い路地に迷い込んでしまったかのような不安と独特の怪しさが醸し出す不思議な雰囲気の中間部が対照的です。
ドイツ・ロマン派を代表する作曲家、ヨハネス・ブラームス(1833 – 1897)は渋くて深い作風が持ち味の作曲家です。
「ハンガリー舞曲集」(全21曲) は19世紀中頃に流行したジプシー(ロマ)音楽のモチーフを用いて作曲されているため、親しみやすく、当時も大ヒットした作品集です。
オリジナルはピアノ連弾のための作品ですが、オーケストラ版やヴァイオリンとピアノ版などの他、様々な楽器編成で演奏されています。
「ピアノの詩人」と呼ばれたフレデリック・ショパン(1810 – 1849)はバラードを4曲作曲しました。
中でもこの第4番は、ショパンが病を患う中で恋人ジョルジュ・サンドと過ごし、作曲面でも円熟期を迎えた頃の1842年に書かれた曲であり、彼の全作品中でも最高傑作の一つと言われています。
ハ長調の透き通るような序奏から独白のようなヘ短調の主題が歌われていきます。
曲は静かに感情を語るように進み、穏やかな第2主題を経て、中盤には柔らかなイ長調で序奏のモチーフが再現されるところが印象的です。
2つの主題は情熱の中で再現され、劇的なコーダを迎えます。
※この曲はピアノソロです♪♪
ケヴィン・プッツ(1972 – )はアメリカ合衆国の作曲家。
交響曲やオペラなど、大規模な作品から独奏楽器のための作品まで、精力的に作品を発表しています。
ピューリッツァー賞をはじめローマ大賞など作曲による受賞は多数。
「リチュアル・プロトコル Ritual Protocol」 の直訳は ”儀式的典礼” 。
1998年に作曲され、同年、神戸で作曲者とマリンバ奏者・名倉誠人氏によって初演されました。
曲は3つの楽章からなり、いずれの楽章も、共通する複数の和音を核として厳密に構築されています。
1.センプレ・レガート・マ・リトミコ(常に滑らかに、しかしリズミカルに)
冒頭、ピアノが作品の核となる和音を静かに奏で、マリンバが16分音符による分散和音でそれを引き継ぐ。曲は次第に高揚しクライマックスを迎えるが、その後は大波が引いたかのように静かに終わる。
2.メスト・コン・モート(悲しげに、動きをもって)
ピアノがゆったりと静かに悲歌を歌い出す。やがてマリンバが遠くから聞こえてきて旋律が交差する。旋律は一旦中間部で途切れるが、形を変えて再び戻ってくる。曲は神秘的な響きとともに沈黙の中に消えて行く。
3.♩=144
7/8拍子が主体の急速な楽章。下降、上昇する音型が交差し、河のような音の流れを作り出す。核の和音は8分音符で分割されながら模様を変えて行き頂点に達する。1、2楽章同様に、曲は美しい余韻を残して静かに幕を閉じる。
作曲家、バンドネオン奏者として活躍したアルゼンチンのアストル・ピアソラ(1921 – 1992)はタンゴにクラシックやジャズ、現代音楽を融合させて独自の音楽を生み出しました。
「タンティ・アンニ・プリマ」はイタリア語で “何年も前に” と言う意味。副題にはAve Mariaと付けられています。
緩やかに長調と短調の間を行き来するメロディーはどことなく懐かしく、また切ない感情を呼び起こします。
エマニュエル・セジョルネ(1961 – )はフランスのマリンバ・打楽器奏者で、自ら作曲も行い、マリンバや打楽器のための作品を多数作曲しています。
弦楽オーケストラとマリンバのための「マリンバ協奏曲」は2006年に開催された第1回リンツ国際マリンバコンクールの本選の課題曲として作曲され、2015年には新たな楽章が付け加えられ3楽章制の協奏曲に生まれ変わっています。
今回は初版である2006年版を演奏します。
1.テンポ・スープル(しなやかなテンポで)
冒頭の大胆なカデンツから始まり、やがてセンチメンタルなハ短調の主題がソロで奏される。曲は徐々に熱を帯びて行き、終盤には再びカデンツを経て主題がエネルギッシュに回帰する。
2.リズミック・エネルジック
この楽章には随所にマリンバの名人芸が遺憾なく発揮されている。フラメンコを感じさせる変拍子のリズム、ジャズの即興のような拍節にとらわれない自由なパッセージなどが盛り込まれ、華やかな大団円を迎える。
以上、当日のプログラムをご紹介いたしました。
コンサートの紹介動画にも、このうち数曲入っていますので、ぜひご覧ください。
真夏の暑い夜となることが予想されますが、たくさんの方のお越しを心よりお待ちしております。
よろしくお願いいたします!
京都JOCSチャリティコンサートについてはこちらの記事に説明がございます。
会場ホームページのイベント詳細もご覧ください。
日時:2017年7月28日(金) 18:30 開場 19:00 開演
場所:京都府立府民ホール アルティ (京都地下鉄烏丸線 今出川駅より南に徒歩5分)
演奏:中田 麦(マリンバ)・崔 理英(ピアノ)
入場料:前売 3,000円 当日 3,500円
主催:京都JOCS(日本キリスト教海外医療協力会京都後援会)
後援:京都府 京都市社会福祉協議会 京都市国際交流協会 京都府国際センター
京都新聞社会福祉事業団 京都キリスト教協議会
チケットはアルティ(075-441-1414)もしくはこちらのお問い合わせフォームよりご連絡ください。
当日券も出る予定です。
※お問い合わせフォームからのお申込みは【前日(7/27)の17時まで】とさせていただきます。
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