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ピアノのレッスンは、基本的にはマンツーマン。
と、気になることはありませんか?
そこでこの記事では、わたしが実際に行っているレッスンのメニューの一例をご紹介します。
レッスンメニューは、目的によっても大きく変わります。
ここでは、音高・音大受験も視野に入れている小中学生への60分レッスン、という形を紹介します。
(途中で少しだけ、高校生の60分メニューもご紹介しています)
なにかの参考になりましたら幸いです。
まず、基本のレッスンの形、一例です。
(基本のレッスン①)
基礎力アップ項目 5〜10分
練習曲 10分
バッハ 10〜15分
楽曲A 15分〜20分
楽曲B 10分
追加項目 5分
たとえば、こんな感じです。
ある週の6年生のレッスン(サンプル)
いくつか特徴をまとめます。
レッスンの大きな柱として、練習曲・バッハ・楽曲を1〜2曲は欠かさず続けていきます。
練習曲
ツェルニー、クラマー=ビューロー、モシュコフスキー、ショパンなど
バッハの作品
主にインヴェンション・シンフォニア・平均律。ときどきフランス組曲など
楽曲1〜2曲
古典派のソナタとロマン派もしくは近現代の曲。長い曲なら1曲のことも
たとえばフランス組曲を全曲やるときは、楽曲として扱うこともあります。
また、ふだんツェルニーを弾いている人がショパンのエチュードに1曲チャレンジするときも、楽曲として扱っています。
そんなときのレッスンメニューの柱は、
のような感じになります。
選曲はこのような視点で行っています。
(参考記事→コンクールやレッスンの選曲ポイント〜4つのケース別考えかた〜)
ここに、
をプラスしていきます。
基礎力アップ項目の例
追加項目の例
レッスンの前後におまけのようにやっているようですが、実はこれがとても大事です。
すぐには形にならないかもしれないけど、少しずつ経験すればきっと力になること。
それを見きわめ、長期的に続けていくように心がけています。
(参考記事…長期的に見て練習・レッスン計画を立てる)
(ハノン・スケールとアルペジオの使い方。ただの指練習じゃない!)
基本のレッスンの形から応用することもあります。
様子を見て「来週はこの曲メインね」「これは、次の次にしよう」と、プラスマイナスすることもあります。
本番が近いときには、楽曲をしっかりやることも。
そんなときも、できるだけバランスをとるようにしています。
(ある日のレッスン②発表会3週間前)
楽曲A 40分
楽曲B 15分
基礎力アップ 5分
また、状況に応じて
することもあります。
(ある日のレッスン③)
練習曲 5分
バッハ 20分
楽曲A 15分
質問コーナー 10分
ソルフェージュ的発展 10分
ご相談 10分
(参考記事→今すぐ楽典&ソルフェージュ!おすすめテキストと問題集)
ここまで、小中学生のレッスンメニューの一例をご紹介しました。
高校生以上になると、1曲が8分とか10分とかになってくるので、上記のメニューではうまくいきません。
(そもそも60分でおさまらず1時間半〜2時間以上行うこともありますが・・・)
一例を紹介するなら、こんな感じです。
ある日の高校生のレッスン(約60分)
曲によっては、今日はちょっと聴いて、
ということもあります。
音大生になれば、ますます、自分の力でやっていくことも求められるでしょう。
小中学生のうちに、基礎を積めるだけ積んでおくことも必要ですよね。
次のようなことに気をつけています。
レッスンの内容が本当に伝わっているのか?はとても重要ですよね。
「1を言えば大丈夫だな」と思えば、極端な話、はじめのページの数段をレッスンしただけでも次回の演奏がガラッと変わります。
逆に、「ハイ」「ハイ」と良い返事をしてくれていても、実はちゃんと伝わっていないこともあり、そんなときはやり方も変えなければなりません。
(これは、理解の良い人・悪い人という単純な二極化ではなく、時期や内容、得意不得意、私のやり方もかかわっていると思います)
信頼関係も大事です。
同じ言葉を言っていても、お互いのあいだに信頼関係があるかないかで、浸透度が天と地ほど違います。
レッスンを行う側・受ける側の両者の歯車がかみあって、くるくるとまわると、良いレッスンになると感じます。
まだまだと思うことも数多くあります。
きっと何歳になっても、何年ピアノを弾いても教えても、完成することはないと思います。
この記事では、わたしがよく行っている60分レッスンのメニューをご紹介しました。
メニューだけでは内容のすべては伝わらないとは思いますが、なにかの参考になりましたらと思います。
レッスンイベントも企画しようと思うのですがなかなか進みません。
実施するときには、こちらのブログとLINE@で告知いたしますのでよろしくお願いします。
レッスン内容、ピアノの練習に関する具体的な内容はピアノ練習の特化サイト「Piano Plus+」をどうぞ!
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