コンクールやレッスンの選曲ポイント〜4つのケース別考えかた〜

春ですね。

今日は京都市立芸術大学の合格発表があり、生徒が2名ピアノ科に合格しました。
今までの日々を思うと、嬉しく感動しています。

春は卒業、入学、進級の時期。
進路や目標について、新たに考える時期。
コンクールの要項も次々に発表されるころ。

そんな時期に重要なテーマ。

そう、選曲です。

・ふだん練習する曲を選ぶ。
・コンクールや発表会で弾く曲を選ぶ。
・そして、受験や大きなコンクールなど、「ここぞ」というところでの選曲。

今日は、そんな選曲について考えてみました。

次のコンクールで弾く曲を悩む人にも、△年生になったら1年間どんなことをしよう?と考える人にも読んでいただけたら嬉しいです!

※今回の記事は、レッスン&コンクール編としました。
コンサートやリサイタルの選曲記事も書いてみたいなと思っています。

はじめに:演奏する「あなた」のこと

ピアノ曲は星の数ほどありますよね。

好きな曲を選ぶのもいいです。

弾いてみたい!と憧れる曲を選ぶのもいいですよね。

先生が「◯◯ちゃんは次はこの曲ね!」と選ばれるかもしれません。

でも1つ、それを弾く「あなた」が選択の中心にいるんだということを忘れないでください。

そうすると、もっと楽しく、そして有意義に曲と出会えるはずです!

これからどんなふうにピアノに取り組みたい?自分に問いかける

まず、あなたの状況や、これからの目標をもう一度見つめてみましょう。

今の状況

最近ピアノが楽しくなってきたからもっといろんな曲が弾きたい!

今年は部活も勉強もやりたいから、ピアノとバランスをとって両立したいな。

いよいよ受験。何が何でも食らいついてやっていく!

と、どんな状況かで選曲の視点も変わります。

目標を設定する

選曲する前に、目標を設定します。

生徒さんと一緒に曲を選ぶときも、わたしから特定の曲を提案するときも、

「この曲を通して、どうなりたいか」

「どんな力をつけたいか」

「どんな経験ができるか」

ということを確認します。

これは一番大切なことかもしれません。

自分を見つめる

自分を見つめる

曲にはたくさんの要素があります。

そして、演奏するあなたにも、持ち味や得意なこと、これから力をつけていきたいことがありますよね。

持っている音の質
曲の規模
リズムの特性
得意な表現・苦手な表現
テクニックの種類、習熟度
譜読み力

など・・・

経験や得意分野を見つめつつ、これからの目標を考えて、いろんな要素をブレンドしながら曲を選びます。

ケース1:ふだんの練習やレッスンには?

これから身につけたいことを中心に、段階的にステップアップ。

例1:やったことがない時代の曲を、短い曲から少しずつ。

例2:元気に弾くのは得意だけど、たっぷりと歌う表現も勉強したいから、穏やかな曲を1曲プラスしてみよう。

さいりえ
日ごろのレッスンは、どんどん経験を積むチャンス!長期的な課題も見すえて幅広く&みっちりやっていきます

● 長期的目標を見すえたときに大切な考え方
未来に弾く曲から練習しよう!〜「7つの習慣」から考える練習・レッスン〜

ケース2:ここぞという勝負どころには?

例1:持っている音の質や特性を生かせる、得意な曲を。

例2:一番伸びる時期なので、その「のびしろ」も見込んで曲を選んでみる。他の曲よりは長く弾くことになるので、曲への興味、新鮮さを保っていけることも大事。

もも
得意な曲で良さを伝えアピールするよ!

さいりえ
その意気!ただ、受験もあくまで通過点。守りに入らずどんどん前に進めたらいいね!

※受験だけのために何年も同じ曲を弾くのではなく、いろいろ経験しながら最終的に選曲するのが良いと思います!

ケース3:コンクールや発表会には?

例1:あこがれのあの曲や、今まで苦手だったタイプの曲にチャレンジ!

例2:本番ごとにメリハリをつける。あるときはチャレンジ。あるときは今までやったことを定着させる、など

さいりえ
1人ひとりの状態をよく見て、相談して決めていきます

ケース4:コンサートでたくさんの曲を弾くときには?

曲どうしのバランスや流れ、お客さんはどう思われるかな?ということも総合的に考えて選んでいきます。

たとえばリサイタルプログラムは約2時間!

曲選びには毎回ちがう、難しさと楽しさがありますね。

● 選曲にはこだわります。
演奏者が本音で語る!マリンバ&ピアノコンサートプログラム紹介

決めるときのポイント

人生は「何かを決めること」の連続です

そういえばピアノを弾くことも、「考えること」「決めること」の連続ですね。

もし迷ったら、こんなことも参考にしてみてください。

計画にはメリハリをきかせる

前回はこんなポイントで選んだから、今回はこういう曲。

1曲はチャレンジするから、もう1曲はゆっくりと進めよう。

など、バランスよく、そしてメリハリをきかせるようにしています。

いろんな曲を知っている、触れたことがあると決めやすい

いろんな曲を知っていると、選択肢の幅が広がります。

そして、ちらっとでも弾いたことがあると、曲選びの感覚も磨かれます。

まだまだ知らない曲がたくさんあります。人生の中で実際に弾ける曲なんて、ほんのわずかなのかもしれません。

ふだんから、短い曲でもいいのでいろんな曲に触れておくと良いですね!

● いろんな曲を弾いていると譜読みも早くなる!
譜読みが速く/得意になるには?【第1回】今日からできる!対策・練習方法

自分で決断する

最後に、とても大切なことです。

選曲のポイントや、目標についてしっかり理解できたら、最後の最後は自分で「よし、これを弾こう」と決断します。

なにか壁にぶつかったときや、本番で結果が出たときに、

自分で選んだと思うか、人にやらされたと思うか

で大きくとらえ方が異なるからです。

「自分で決める」と、責任感がともないます。

もちろん、指導者側は、生徒に丸投げはしないこと、無茶な選択はさせないこと、ちょうどよい範囲での選択肢をしっかり提案することが大切だと思います。

まとめ:選曲もだいじなステップ

ピアノを毎日練習するって大変なことですが、何の曲を練習するか?というのはその前段階。

そう思うと、とても重要なステップですよね。

あなたにぴったりくる曲に出会えますように!

 

〜こんな記事もあります〜

「計画どおり」でなくても良い 〜やりたいこと100リスト〜
作品への理解を深めるためには本を読もう!「シューマン全ピアノ作品の研究」
5月の弾きあい会レポート

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