合唱の思い出と「感動」の体験

3月29日(火)、徳島市立高等学校の定期演奏会、無事に終了しました。

オーケストラも合唱も、心のこもった熱演でした。
とくに合唱は同じ舞台で一緒に演奏でき、皆さんの気持ちが伝わってきて、良い時間でした。

今年は顧問のI先生のご異動が決まり、市高では先生の最後の定演となってしまったため、皆の寂しさと、これまでの感謝の思い、いろいろな感情がこめられていたように思います。

谷川俊太郎さんの詩(詞)、またポピュラーソングの数々も、とても心に沁みました。
私もこのように関わらせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。


(リハーサル時)

I先生、皆さん、本当にありがとうございました。

合唱は歌詞があって、何人もの声が重なって一つの響きを作るのがとても素敵に思えます。
合唱について、ここからは私の思い出話を少し書いてみたいと思います。

私にとっての「合唱」と「感動」

合唱との出会い

以前、中学校で吹奏楽部員だった話をちらりと書きましたが、小学校の時は合唱部員でした。

私の通っていた小学校では3年生から合唱部への入部が認められ、音楽が大好きだった私は迷わず入部しました。
朝練や放課後、土曜日の練習。先生の愛情あり厳しいご指導。(練習を休んでしまうこともありましたが、)たくさんのことを学びました。

部は毎年NHK全国学校音楽コンクールに出場していて、私も4,5年生の時に出場でき、5年生の時には念願の京都府大会金賞を受賞、近畿大会に選ばれたことは良い思い出です。
その時の歌は、今でも自分のパートをスラスラと歌えてしまうほどです。

6年生の時は、ピアノコンクールに専念したかったため、合唱部はあきらめました。

中学校に進み、合唱部が無い学校だったので吹奏楽部に入部しましたが、もし両方ある学校だったらどちらに入部したか?わかりません。

小さい頃に学んだ音楽の大切なことや、真剣に本番に向かう経験は、ピアノだけでなく合唱からも教えてもらえたと思っています。
そんなわけで合唱も私にとってはとても思い入れのある分野なのです。

そんな思い出を振り返る時、切っても切れない記憶があります。

感動した貴重な体験

先ほど述べた小学5年生の時の近畿大会ですが、この年の高校の部で金賞、全国大会に彗星のごとく初出場、そのまま全国優勝という偉業を成し遂げたのが、「大阪府立淀川工業高等学校」でした(以下「淀工」)。

淀工の演奏は本当に素晴らしく、小学生の私は一回聴くだけで魅了されてしまいました。

当時、いえ今でも珍しい男声合唱での参加。
聴きなれていた課題曲も、全く違う新鮮な温かさがありました。

淀工の歌声には、「心」がありました。歌詞の意味が伝わってきて、「愛」は本当に優しく強く。「ぬくもり」はあたたかく。「こわさ」はぞくっとするような。「悲しみ」はこちらまで胸が痛くなるような。

結果とか、細かい技術ではなく、当時の私にはこれほど心に訴えてきて、何度でも何度でも聴きたい、という音楽は初めてでした。
どうすれば、こんなに素晴らしい音楽が体から心から出せるのだろうかと。
ビデオとカセットテープで、本当に何度も何度も、毎日のように聴きました。

翌年以降も、淀工が出るとなると必ず録音・録画し、しつこく聴いていました。
当時録音を繰り返し聴いた回数は全国トップクラスでは?と思うほどです(笑)。
(実際はもっと熱烈なファンがおられたかもしれませんが・・・)

「音楽で人を感動させる」ということ

そのことを初めて実感させてくれたのが、淀工の指揮者、演奏者の方々でした。
自分も、このように精一杯の演奏で、人の心に触れる演奏がしたいと思いました。

その後私は音高、音大と進み、いろいろな音楽に触れる機会に恵まれ、ピアノ演奏、室内楽、オーケストラ、オペラ、バレエなどの舞台・・・いくつもの場で感動を受けることができましたが、私の感動の原点は あの頃に聴いた「淀工の歌声」でした。

そんなことを、思い出します。

歌の力は偉大ですね。
自分はピアニストではありますが、これからもずっと歌に触れていくことと思います。

淀工や徳島市高、いろいろな人との出会いに感謝しながら、これからの歌との出会いを、また楽しみに。

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