〜オンラインのピアノサークルやってます〜
ピアノを弾く方へ、
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先日行いましたLINEチャット企画、ご質問と回答の一部をご紹介します。
第1弾は、「ピアノの演奏、練習内容に関するご質問・ご相談」です。
・40名以上の方と3時間以内でチャットして、その場で返答しているので、言葉足らずな部分もあります
・個人の詳しい状況がわかるようなご質問・回答は省いています
以上、ご了承の上お読みいただけましたら幸いです。
ご参加くださった方、ありがとうございました!
大まかな企画のレポートはこちらです↓
原因や苦手なポイントをもう少し細かく見ると、いかがでしょうか。
もし「ひとつずつ読むのが大変…」という感じでしたら、先にざっと楽譜を見て、転調のポイントを見たり、同じモチーフを見つけたりしておく。
「何回弾いても手にはいらない」という感じでしたら、指づかいを早目に決めて書き込む、なども◎です。
「全体的に譜読みをもっと速くしたい」という感じでしたら、全調のスケール、アルペジオ、カデンツをマスターされたり、簡単な曲の移調練習などされると、譜読みに役立ちます。
参考記事→ピアノの譜読みが速くなるコツは?
・短めの曲をアナリーゼして練習する習慣をつける
・アナリーゼに関する本を読んで独習してみる
・スケール、アルペジオや各カデンツを全調で弾けるようになっておく
などが、曲を理解していく第一歩かなと思います。
この他、
・解説動画を見る
・セミナーを受ける
・レッスンを受ける
など、時々専門家の指導を受けることも、ずっと独習よりかは軌道修正もできて良いのではないかと思います。
ツェルニーの100番や8小節の練習曲、ブルグミュラーなどは、指の練習だけでなく、カデンツや転調などの分析や練習にもなるので、わりとおすすめです。
レベルが上がれば前の曲も弾けるようになると思います!それは
・曲の進行や和音のつながり、また基本の指づかいなど、基礎的な力が上がれば、その都度新しく読まなくても、すっと弾けるようになる
というのが大きいです。
その曲一つ一つの個性のほかに、共通点というのがあり、たとえばこの和音がきたらこっちとか、こういう音形のときはこんな指づかい、など、無数のパターンやベースのようなものがあり、その引き出しが増えてくれば、弾きやすくなると思います。
また、曲をやっているときにも、その引き出しを増やしながら勉強できると良いですよね。その曲だけを上手に弾くのではなく、地力をつけながら練習していく感じです。そのためには、分析力や、スケール、アルペジオや簡単なカデンツを全調弾けることなども役に経ちます。
といっても、私も以前弾いた曲はけっこう忘れてしまったりしますので…ある程度は仕方ないかもしれないです。
【打鍵のお話】
pですが、鍵盤の中で、「ここをこのスピードで押せばダンパーが動き、この速度でハンマーが弦を打ってくれる」
というポイントがあります。そこを明確に、そして確かなコントロールで打てれば、綺麗でありながらキラリとした音も探せるのではと思います。
もしぼやけるのであれば、鍵盤のポイントを打てていないか、打てていてもスピードがおそすぎる可能性が高いです。
(とてもシンプルに書いています。実際には、ほかのいろいろな要素も関係します)
pでも遠くまで…というのも、同じで、ピンと鳴るポイントを探すのが大事ですね!まずはご自宅のピアノで。それから、はじめてのピアノでもすっと見つけられるようになると良いですね。
【考え方のお話】
・ppを音量でなくキャラクターで考えて表現する(透明感、凛とした、不気味な、秘密の…など)。
・その楽器や空間に合ったppでOK。音が響いているほうが良いので、小さすぎなくても良い
・音や輪郭は立てる。小さい音であっても、指先で鍵盤をタッチする瞬間に集中し、弦がピンと打たれる感覚を感じる
・和音や、両手で弾く曲なら、たとえば内声はppでもメロディはmpくらいあって良い場合もある
・連続した伴奏形でppのときは、一つずつ緊張して弾かずに、円や模様を描くようにする。
(こちらの方は、以前レッスンさせていただいたことがあるので、あえて具体的な弾き方の内容ではなく別の回答をしました)
体と心の状態は、気持ちよく、なにか空間に委ねるようなリラックス状態でいらっしゃいますか?
何か引っかかるなぁ、というときは、私の場合ですがひとつの音だけをずーっとポーンと出してみたり、ポロンポロンと少ない音数で歌ってみたりします。
もしかしたら、「音を出す前の状態」を良くするほうが、近道になるかもしれません。
私が意識していることは、
・打鍵、離鍵のスピードの差を感じ、弾き分ける
・鍵盤の打鍵ポイントの差。底までずっしり乗せるのか、途中の繊細なポイントをピン、とはじく感じなのか…
・腕のつかいかたの差。おもに腕はしなやかに。棒のように、指先と肘などがいっしょにドスン、と落ちないように…腕の中にも呼吸や血のめぐりがあって、いつも循環しているように動かしていきます。
・鍵盤だけに意識を向けず、弦や楽器の向こう、空間の音を聴くように意識する
・同時になっている音や前後の音と、まったく同じ音にならないようにする(わざとそうするというより、きれいな音色を探していると、そうなる感じです)とくに、ドファラーなどの和音を同じ音量、硬さ、方向で弾くと途端に硬くなるので要注意です
①深く打鍵しても、押さえつけずに、空間へ音を響かせるような離し方は必要ですね。その辺の離鍵の状況はどうでしょうか。
・手先で飛んでいたら、背中から飛ぶように意識する(そして体の開き方のようなものも覚える)
・できるだけ、体のポジションを覚えながら跳躍する。手の先だけが当たるような跳躍ではなく。
・すっと素早く跳躍して、鍵盤の上に手を置いて待つ、という練習をする
・両手とも跳躍であれば、片手ずつ順番に跳躍する練習(Aの音を弾き、右だけ先にBに飛び、確認してから左もBに飛ぶ、その逆も)
・わざと1オクターブさらに広く跳躍する練習をしてみる(これができれば、簡単に思える)
参考記事(note)→ピアノ演奏の「跳躍」テクニックにおける演奏・練習の考え方とポイント
テンポを上げる練習ですが、実際に弾きたいテンポで、片手ずつ、両外声だけやってみたり、2小節や4小節など切って弾いたりします。あとは、実際よりも少し速いテンポであったり。
指が回らないのであれば指の練習も必要ですが、テンポに乗り切れない場合は、エイッと上げてしまって、ちょっと雑な部分があっても一度そのテンポに乗ってしまうこともやります。その後で、雑だったところを部分練習する、という流れです。
ジーグなどですと複雑ですので、たとえばまずはソプラノとバスだけでテンポを上げるとか、2小節くらいずつやるとか、後は裏拍が重くならないようにトーントーンと前にすすめるように意識するなどでしょうか。
10分くらいで準備運動となりますと…
オススメの一つが、リトルピシュナですね。ハノンとはまた違って、黒鍵の練習にもなることと、調性感も養えるのがお気に入りです。
基礎練習といえば、ブラームスとか、コルトーの指のメソッドもありますが。。。やっていたこともありますが、最近はやっていないです。
もしくは、ツェルニーの100番などを移調して練習してみられるのも、指の練習だけでなく、調性感や譜読み力アップに役立ちますので良いのではと思います!
わたしも1年前にバネ指という腱鞘炎になって、手の不調には最近敏感です。
心がけていることですが、体をあたためること、肩甲骨や背中からゆっくりストレッチすること。また、指を動かすときも、指だけを単独で動かすのではなく、かならず体の根元から、肩の付け根から動かすように体全体を意識しながらストレッチするようにしています。
手の中だけの運動でいえば、握りこぶしをギューッとにぎってからじわーっっとほどいていったり、各指を少しずつ開く体操をしたり。
片方の手で、もう片方の指を一本一本ギュッギュッと握ってみたりもしています。
すべての曲を一日で全部…というわけにはいかないこともありますよね。私もリサイタルの前など、全部弾く日と、弾かない日を作りますね。
ノートに練習計画表を書いて、たとえば縦軸は曲の名前。横軸は週毎の目標と、本番の日付までをカレンダーのように書いていきます。
それで、週の中で目標が達成できればOKとします。
たとえばリストを10月に弾くなら、8月3週目にはテンポでこのくらい弾けて、4週目では暗譜、9月1週目には一度録音して、その時気になることを2,3,週目の欄に書くなど…(あくまでたとえです)
それで、スケジュールによる日々の空き時間も書き出します。15日は7時間、16日は◎◎があるから3時間かなぁ、みたいな感じで…
それで、Aの曲はここまでやろう、Bの曲は今日は無理だけど明日はこのくらい、みたいに計画を立ててやっていきます。
で、1週間に1〜2日は、すべてのレパートリーを通して弾いてみたりとか。
3〜4日でも1週間でも、どこかで振り返りの時間を作り、このペースでいけそうなら◎だし、計画を立て直すならそれも◎。
という感じで、うまく時間を使って行けると良いですね。人によってやりやすい方法があるので、見つけていけると。
受験前はさらにスケジュール管理が大事になりますね。短い時間で目的を達成するために練習方法を工夫することや、目的のある練習をすること、できていない原因を見つけてそれに合った練習方法を考えること、なども大事です。
おっしゃる通り、楽器によって違いますよね。私は音価どおり伸ばすことが多いですが、ザ・チェンバロ!という感じで短めの減衰をイメージして弾かれるのも良いのではと思います。
大久保賢先生の「演奏行為論」という本で、バッハの作品を演奏するときを歴史的にとらえるか、創造的にとらえるか。の軸と、もうひとつ、古い楽器で捉えるか、現代の楽器でとらえるか、の軸で、4つの選択肢を提言されていました。
私は、自分自身この中で、作品を歴史的に×楽器は現代のピアノで という道を選択しているのかなと思います。他の捉え方があってももちろん良いと思います。
ここは、ペダルを上げる、踏み変える、とまでハッキリ上げていませんが、レファミシレド…のフレーズの直前に「切り込み」を入れる感じでほんの少し上げたりします。
けっこうこの「切り込み」ペダル、私はよく使います!リズムを立てる、輪郭を立てる、みたいなときに使います。
休符ではなく、次の音が始まるギリギリ直前にほんの少し上げる感じです。すると音楽が途切れないけれどもケジメはつく…みたいな。
ご質問紹介の第1弾でした。
文字だけでお答えするのが難しい内容もありましたし、この文章だけですべてをお伝えすることはできていないかと思いますが、なにかヒントになっていましたら幸いです。
第2弾は、その他のご質問。
などです。
第2弾はこちらです↓
今回の企画の大まかなレポートはこちらです↓
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