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ソルフェージュ・リズムのコーナー [第3回] 3対4のリズム〜応用編〜

このシリーズは第3回です。
第1・2回はこちらです。
[1] 連符と2対3・3対2のリズム〜2拍3連も!〜
[2] あの名曲にも!3対4(3拍4連)のリズム

この記事では、次の項目に行く前に、第2回の「3対4のリズム」の応用編をご紹介します。

3対4のリズムを応用する

このようなリズムを見かけることはありませんか?

いずれも、曲の中でしばしば登場するリズムです。

このあたりまで来ると、なんとなくアバウトに弾いてしまう・・・ということもあるかもしれません。

でも、音の長さを頭でしっかり把握しておくと良いですよね。

考え方の前半は、前回と同じ

前回の記事で書きましたように、まずはベースとなる「3つ」を4分音符に変換し、12分割します。

そしてまず、4等分の確認。

赤の丸が、4等分になる打点です。
ここまでくれば、あとは・・・

4等分でなくても実践できる

ピンクの丸をヒントに、応用編のリズムも同様に考えていきます。

たとえば、以下のリズムなら


次のようになります。
(始めの音符が2分音符なので、2つめにあった打点は無くなりました)


念のため、わかりやすい楽譜に直すとこのようになります。

次の譜例も、記譜・音価は違いますが先程のリズムと長さの関係は同じです。

どこかで見たことのあるこんなリズムも大丈夫!

これは・・・もうおわかりいただけたと思います!

ちょっとむずかしい!? こんなリズムも、バッチリですね。

これらは意外とよく出てくるリズムなので、マスターできると譜読みや練習が効率よく進みます。

ちなみに、バッハの作品をはじめ、ときどき出てくるこのリズム

これは、時代背景や当時の記譜法などを参考にした結果、


つまり、

のように弾かれることもあるのです。
(似たパターンの組み合わせでも、このように3連符に合わせて弾くこともあります)

基本のリズムをマスターしたら、曲によってふさわしい弾き方を見つけていきます。

 

今回はここまでです。

少しでもお役に立てましたら幸いです!

第4回はこちらです。

今回の「3ベースに4を入れる」のと反対の「4ベースに3を入れる」リズムをご紹介しています!

ソルフェージュ・リズムのコーナー[第4回]これであなたも連符マスター!ショパンやスクリャービンの連符がわかる

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