ふだんから音色や響きに敏感に〜2017年初夏の弾きあい会

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6月のはじめに、サロンを借りて生徒さんたちの弾きあい会を行いました。

このブログでもときどきご紹介していますように、小さな弾きあい会(勉強会)を定期的に行っています。



初夏の弾きあい会〜大事な時期!〜

春夏秋冬のいろいろな時期に行っていますが、
この時期は音楽高校の3年生の大きなピアノ実技試験の直前であり 2年生の前期実技試験も近く、
また、そのほかの生徒さんにとっても
夏のコンクールの曲を少し早めに人前で弾く良いタイミングだと思って実施しています。

6月に入り、そろそろ梅雨になっているのだろうかと思っていた頃でしたが、
とても天気が良く暑いくらいの日でした。

ふだんは3時間から4時間サロンをレンタルするのですが、
この日は会場等の都合により2時間になりました。

そのため、曲についてのレポートを読んでもらったりいろんな曲をどんどん弾いてもらったり、ということはできませんでしたが
その分、お話も少なめにして、より本番らしい緊張感のある空気の中で演奏してもらいました。

ベーゼンドルファーのピアノを弾く体験

ところで、この日のサロンのピアノはベーゼンドルファー。
数年前の発表会で一度利用しましたが、めずらしい体験です。

ベーゼンドルファーは、オーストリア・ウィーンの歴史ある名器。
優しく深みのある音がします。

そして、サイズ、モデルによっては従来のピアノ(88鍵)より4本の鍵盤が増えている楽器が存在します。
低音域に弦が増えることで、それらの弦と従来の高さの弦が互いに共鳴し、より豊かな響きになるのでしょう。

しかもその4本は、白鍵にあたる部分もすべて、黒く塗りつぶされているのです。
(97鍵ある楽器も存在します。詳しくはこちら→ベーゼンドルファー・日本公式ページ

今回はその、「黒い鍵盤付き」のピアノでした!

(少し見にくいですが、拡大図です)

私もこれまでに何度かこの黒い鍵盤のあるベーゼンドルファーを弾いたことがありますが、
やっぱりふだん弾き慣れてないので、距離感というか感覚が違うんですよね。

いつもと違う緊張感、そわそわした感じ、一瞬音の高さが分からなくなりそうな感覚を味わったことがあります。
(とくに最低音近くを弾く曲の場合、やっぱり意識しちゃいます)

リハーサルがあれば、感覚をつかんで慣れていけるのですが
弾きあい会はリハーサル無しで順番に弾いてもらいますので
「始め、動揺してしまいました」「わからなくなりそうでした」などという感想も聞かれました。

そんな中、普段の練習の成果をそれぞれに一生懸命に発揮して演奏してくれたと思います。
これも貴重な経験でした。

音色、響きを感じて弾く・・・ことばで言うのは簡単だけど

ピアノの音色は上品でふくよかで美しく、素敵な音色でした。

演奏後にはこんな質問をしてみました。

・楽器の音色を味わいながら弾けた人?
・いい音だなぁ〜と思いながら弾けた人?

どうだったかなぁ〜自分の演奏に必死だったなぁと、苦笑いしている人もいたかな?

良い環境での演奏は演奏家を育ててくれます

耳を澄ませて、空間を味わいながら弾くことがとっても大切です。

これは 普段の練習から言えることで、
普段から音色や響きに敏感であれば、
人前での緊張した舞台でも、美しい音を味わい、また探し、創り出すことができます。

たとえば、
そのピアノ、その会場に合った音を探したり、
いま出ている音を聴きながらバランスや響きを臨機応変に変えていったり、
ということができます。

自分にとって難しい曲を前にすると、ついつい

目の前のこと、
目の前にある鍵盤そのもの、
自分の手・・・

などが第一になり、自分の中の多くの意識をそこに取られてしまいますが(もちろんそれもとても大事なのですが)、

本当は

自分の目の前の鍵盤を経て、ピアノ全体がどう鳴っているか

自分の部屋の天井や壁の空間全体、その先にある空間を見て感じて弾いているか

そして、今奏でている音楽がどのような姿でどんな世界を持っているのか

など、そういうことをいつも感じられると素敵だなと思いました。

そうすると、
旋律の広がり方も変わり、
和声の移り変わりにもより立体感が出て
何よりもその音楽がもつイメージやキャラクターが伝わる演奏に近づけます。

この弾きあい会のあと、数人は本番を終え、またレッスンは2〜3回行いましたが
弾きあい会での演奏を振り返り、「聴く」ことに意識を持って練習してくれる人が多く、
そういう意味でも弾きあい会をやってよかったです。

すぐにできることではないので、いつも意識していたいことです。

毎回、違う発見や課題が見つかるのが面白く深いですね。

また、いろいろな会場・時期に弾きあい会を行っていきます。

 

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